福井保久の二十四節気考

今年の5月6日は旧暦で4月2日、この日は立夏(二十四節気)です。

私事ですが、5月の連休中に茶摘みというのが恒例の家族行事ですが、今年はお茶の生育が遅れているので、連休明けになります。

4月の静岡が低温だったためですが、それは干し芋産地でも同じで、平年よりもサツマイモ苗の生長も遅れています。

寒いのもそうですが、寒暖差が大きかったというのが特徴的でした。
それは5月に入っても続いていて、夏日の翌日が肌寒いというのを通り越し、明らかに寒い日があります。

今年は超大型連休で、行楽客もいつも以上の賑わいでしょうけれど、服装選びには苦労しそうです。
それはサツマイモの育苗も同じことで、苗場はビニールハウス内にあるのですが、冷え込んだ日の影響で、どれ位の地温になっているかを確かめてから、ハウス内の換気を行います。
晴れればハウス内の気温はすぐに上がるのですが、地温はそうはいきませんし、灌水もそれを考慮します。

生育が遅れているので温度も水も過剰にやりがちですが、健康な苗作りに過保護は禁物です。

今年は平年以上に観察しながら苗作りをしています。

福井 保久