福井保久の二十四節気考

今年の5月21日は旧暦で4月17日、この日は小満(二十四節気)です。

この時季、日本の田舎は田植えが進んだ田んぼの上を爽やかな風が通ります。
干し芋産地もそれは同じで、今年もだいぶ田植えが進んでいます。
初夏の田園風景はとても良いものですが、もうのんびり出来ない季節に入ったということでもあります。

ほしいも農家は田植えが終わると、サツマイモ苗の定植です。
自社の有機農園でも畑の仕度が進み、それに合わせて苗を切る段階に入っています。

ここから秋の収穫まで、毎日の畑通いになります。
今年はどんな気候になるでしょうか。

もうここ何年もの経験で、暑い夏と強い雨、それの後押しの草の繁茂は織り込み済みですが、予期しない病害虫も毎年なにかしらあります。

すべての畑が順調なんてのは出来すぎになりますから、ある程度は上手く行かないことも想定して作付けをしています。

そして農家が出来ることはサツマイモの手助けです。
それを念頭に置いて一緒に頑張ります。
さあ、生育の時期になっていきます。

福井 保久