福井保久の二十四節気考

今年の6月6日は旧暦で5月4日、この日は芒種(二十四節気)です。

4月とは一転、5月は平年よりも高い気温になり、月末は干し芋産地でも真夏日を記録しました。
その日は近隣の水戸市33.4度、笠間市34.4度、大子町は猛暑日の35.5度でいずれも5月の最高気温を更新しました。

この影響は農作業でもあり、この日を挟んだ前後4日ほどは、暑すぎて苗を植えられないという事態にまでなりました。

ほしいも産地では梅雨時に寒くなる日が昔はあり、梅雨明けまで炬燵が出ていても可笑しくありませんでした。
それも今は昔で、そもそも5月の真夏日なんてその頃には考えられないことでした。

さて芒種ですが、ほしいも農家では麦を栽培している農家もあり、その麦がたわわに実っていて、まさに芒種です。
苗を植え終わるのを待っての収穫になります。
自社の有機農園でも休耕畑では麦を伸ばすだけ伸ばしていて、今年の秋に蒔く麦の種を採取します。

しかしまだ、苗を植える畑が残っていますし、そろそろ草取りもやりたい時期で種採りはどうしても後回しになってしまいます。

福井 保久