福井保久の二十四節気考

今年の7月7日は旧暦で6月5日、この日は小暑(二十四節気)です。

ほしいも産地でも昨今の梅雨と言えば“しとしと雨”というよりも“スコールのような雨”のイメージがあります。
当たり前になってしまった暑い夏も含めて亜熱帯化を案じているのですが、今年は昔を思い出す、梅雨らしい梅雨が比較的多い傾向がありました。

これは農家にとって歓迎で、降って欲しい降水量があること、またあまりに強い雨だと、低い畑は水浸しになってしまったり、ひどい時には畝が流されてしまう、そんな事態にもなりませんでした。

苗を植えてから、一番遅い定植からでも約一ヶ月が経ち、すっかり根付き、つるも伸びてきて、もう夕立でも強い雨でも大丈夫です。

雨上がりになると、かなり暑い日になって季節はもう夏です。
ここからは雑草がますます元気よくなりますから、除草に本腰を入れていくことになります。
まあそれが夏の農作業というものです。

福井 保久