福井保久の二十四節気考

今年の7月23日は旧暦で6月21日、この日は大暑(二十四節気)です。

草取りの日々ですが、夏の農作業はそれだけではありません。
もちろん次から次へと伸びてくる草を取るのが第一ですが、畑周りの雑草も勢いが増していますから、それらの草刈りも農家間のマナーの一つになります。

また同じく休耕畑の緑肥作物も伸び盛りですから、その畑の土作りも大事な仕事です。

そして土作りと言えば、自家製たい肥は欠かせません。
これは数年かけて完熟させるのですが、そのための切り返しは、この暑い時季にやります。
微生物が活発に働いてくれるからです。
高温多湿はたい肥作りには追い風です。

暑い夏は農家には負担になりますが、暑いからこそやらなければならない仕事があれば、暑さを利用する仕事もあります。

そしてよくしたもので、その暑さに負けないための水分補給のメロンやスイカが畑で実っています。

福井 保久