福井保久の二十四節気考

今年の11月22日は旧暦で10月26日、この日は小雪(二十四節気)です。

今年の干し芋用原料芋は、収穫する時に天日で干すことができなかったので、保存性があまり良くないと予測しています。

農園の倉庫前で出来る限り乾燥させたのですが、やはり心配です。
そこで天気が良い時に掘れた芋の方が、そうでない芋よりも保存が効くのでそれを基準に分けて、加工する順番を決めて保管しました。

収穫が遅れた分、ほしいも加工の準備も遅れていて、現在は干し場作りの真っ最中です。

20年ほど前ですと、小雪の頃には、ほしいも加工が始まっていたのですが、最近は12月に入ってからがシーズンインです。

11月では気温が昔ほど寒くないのと、晴れが続く冬空にはならないからです。

そうは言っても朝晩が冷え込み、夕方5時前には暗くなり、日の出もだんだん遅くなっていくと、そろそろ干し芋の季節を感じます。

ほしいも加工の時は短い昼間の日光を大事にして乾かすのと同じく、加工準備作業のうちの外回りの仕事を日中に集中してやっています。

福井 保久