福井保久の二十四節気考

今年の12月22日は旧暦で11月26日、この日は冬至(二十四節気)です。

毎年のことですが、原料芋の出来不出来は掘ってみるまでわかりません。

2019年度の栽培中の天候は、春から暖かかったので苗の育ちが良くて、その後梅雨らしい梅雨になり、真夏は今年もかなり暑くなったことから、原料芋の出来が良いのではないかと踏んでいたのですが、あてが外れました。

現在干し芋の主流の品種は、紅はるかと玉豊(たまゆたか)です。
紅はるかは細長くなるサツマイモですが、いつもよりもさらに細くなってしまい、大きく育つ玉豊でさえも小さめでした。

しかしその玉豊は、ここ5年の中で一番高品質の原料芋に育っています。

ほしいもの最盛期は年明けからです。
二十四節気で言えば、大寒の前後になります。
その時期に蒸かして、仕上げる玉豊干し芋が今からとても楽しみになっています。

福井 保久