福井保久の二十四節気考

今年の3月20日は旧暦で2月26日、この日は春分(二十四節気)です。

そろそろ種芋を蔵から出して確認する時期になりました。

畑の準備を整えるのはまだ先ですが、苗作りは4月に入ったら始めるので、苗場の準備も同時に始めます。

大抵の農家では、冬の間干し場として使っていた雨除けのビニールハウス下が苗場です。

自社農園では加工が遅れたために、まだ干し場として残しておいてある2棟のビニールハウスとは別の2棟を使って苗作りをすることにしました。

自家製たい肥を入れて土作りした後に、雨除けで天井だけのビニールハウスを、しっかりと囲って苗場にします。

今月も例年よりあたたかかったですが、それでも種芋にとっては寒い季節ですから、苗場の中は十分に暖かくなるようにします。

苗はサツマイモ栽培において最も重要と言っても過言ではありませんから、種芋は選別もしっかり行い、苗場の土作りまで、その環境を充分に整えていきます。

福井 保久