福井保久の二十四節気考

今年の5月20日は旧暦で4月28日、この日は小満(二十四節気)です。

10年ほど前までは、小満を迎えても干し芋産地は、まだサツマイモ苗を植えるには畑の地温が低かったり、植えた後に寒い朝や冷たい雨があるので、苗の準備が整っても植えるのを控えたり、様子見だったのですが、最近ではこの小満は、苗の植えはじめの頃を教えてくれる気候になりました。

ですから、田植えが終わり、苗と畑の準備が出来ている農家の姿を畑で見かけます。

田んぼには稲の苗が植わり、畑は輪作麦が色づいています。

野菜栽培をしている農家の畑もありますが、ほしいも産地はやはり圧倒的に今からサツマイモが植えられていきます。

その苗植え(定植)が始まると、毎日どこかしらの畑で農作業する農家の姿が当たり前になります。

田んぼも畑も夏に向けてだんだんと緑が濃くなっていきます。

福井 保久