福井保久の二十四節気考

今年の7月22日は旧暦で6月2日、この日は大暑(二十四節気)です。

ほしいも産地でも、早生種の稲には穂が出てきました。
稲の収穫は秋早々ですが、夏野菜は収穫が始まっています。

親しい農家の進さんのメロンの収穫は終わり、契約栽培の加工用トマトを作っている農家は、色づいているトマトを毎日もぎっています。

暑い中での作業は大変です。

ほしいも農家の中には、青果用のサツマイモも栽培している農家があり、一番早い“高系”(金時芋等です)の出荷は8月のお盆前なので、来月に入ればつる刈り、そして掘り起こし、収穫になります。

これも一番暑い時期の作業で大変です。

しかしこの暑さでもと言いますか、暑いから元気なのが草と虫で、それを狙う鳥も畑にきます。

虫と言えばイモムシですが、ほしいも産地のイモムシは暑さの盛りが過ぎた頃からが活発になります。
けれどそれは、今の時期に繁殖をしているからです。被害が見えてくるのは今の結果としてです。

自然が「結果を目に見えるモノにした」時は、すでにその前に「種々の条件が積み重なったから」というのはいつものことです。

福井 保久