福井保久の二十四節気考

今年の9月22日は旧暦で8月6日、この日は秋分(二十四節気)です。

めっきり日が短く、ほしいも産地の畑では秋の虫が謳歌しています。

自社農園の有機栽培の畑はこの時期になるとかなりイモムシ被害が進むのが通例で、被害が大きい畑ではサツマイモの生長が終わりになってきてしまいます。

ここからひと月の間はまだ暑い日もあるので、葉が元気であればサツマイモは一回り大きくなりますから、一般栽培の農家ではまだ様子見です。
最も今は稲刈りの真っ最中ですが。

自社農園ではそろそろ収穫の予定を立てるための試し掘りを始めます。

もちろんまだ生長が見込める畑は様子を見ます。
いつものことですが、試し掘りは祈る気持ちです。

その気持ちとは、草取りや虫取りに応えてくれたサツマイモが育ってくれていることへの期待が半分、有機農業の厳しさでなかなか思うようには育っていないことへの覚悟が半分です。

福井 保久