福井保久の二十四節気考

今年の12月7日は旧暦で10月23日、この日は大雪(二十四節気)です。

暖かい11月でしたが、月末から冷え込み、それを待って今シーズンの干し芋加工が始まってきました。それから一週間余り、新物が乾きはじめています。

昔ながらの干し芋加工は早朝から蒸かし始め、明け方から午前中にかけて、屋内での作業をやり、午後からは、翌日の準備や洗い物、干し場での作業と、屋外に移ります。

この大雪の頃は日の入りが一年で一番早く、産地では午後4時半には真っ暗ですから、外回りの仕事のうち干し場での作業を日のあるうちにと優先します。
干し芋の出来具合を見ながらですから、何をおいても大事です。

今のところ雨の日は一日だけ、季節外れの暖かな日もなく、順調に進んでいます。
農家はお天気商売ですが、この干し芋加工はそれの最たるものなので、ありがたい限りです。

福井 保久