福井保久の二十四節気考

今年の12月21日は旧暦で11月7日、この日は冬至(二十四節気)です。

産地全体でみると、この冬至の頃で今年度の干し芋の品質がはっきりとわかってきます。
乾きはじめから感じていましたが、今年度はかなり良い出来の年で、ここにきてそれが間違いないと確信しています。

原料芋は不作だったので、全体量は少ない年ですが、量と品質は別問題で、不作傾向の年の品質はむしろ良いことが多く、その長年の体験通りになりました。

特にここ数年はあまり出来が良くない玉豊(たまゆたか)は出色で、もちろん他の品種も上々です。

今年は丸干し芋の原料芋が多く、その加工が始まっていますが、そちらもかなり楽しみです。

気になるのは天気です。
長期予報では幸い平年並みの予報が出ています。
寒い冬になってくれれば、それが後押しとなり、さらに良い干し芋になります。

福井 保久