福井保久の二十四節気考

今年の1月20日は旧暦で12月8日、この日は大寒(二十四節気)です。

早朝、もしくは夜中から蒸かし始めるのが干し芋加工で、屋内とはいえとても寒いです。そして午後からは屋外の作業になります。
そんな寒さの中での干し芋作りですが、寒い冬は歓迎です。
もちろん良い仕上がりになるからです。

幸い今シーズンはシーズン当初から干し芋日和になりました。
記録的な暖冬と多雨だった昨年度は、いつになったら乾くのやらと、気をもんでいて、これから干し芋産地はこんな冬になってしまうのかと心配したことを思い出すと、寒い冬も有り難く感じます。

その干し芋産地も大寒を迎えました。
その年の中で一番高品質に仕上がるのが、この大寒から立春迄です。
この調子だと原料芋の出来の良さと天候の良さで、ほれぼれするような干し芋が仕上がりそうです。

福井 保久