福井保久の二十四節気考

2月3日は旧暦では12月22日、この日は立春です。

日本海側では大雪となったこの冬は、必然的に太平洋側は寒い晴れが多く、ほしいも農家はその恩恵にあずかりました。

ほしいもシーズンの最初から寒くなったからか、今年は春が早そうで、そろそろ春になりそうな兆しがあるのがいつもの立春ですが、今年はもうすぐ春が来ることを感じる立春です。

今年度は干し芋の原料芋が少なく、かつ、晴れが多かった分乾きが早く、この時期にしては加工が終わりに近づいている農家が多いことも今年の春は近いと感じる要因でもあります。

またその原料芋は干し芋の原料としては小さいけれど、素性が良い芋がとれて、加工中は天候にも恵まれてきましたから、とても高品質に仕上がっています。
加工が終わりに近いとは言ってもどこの農家の干し場もまだまだにぎやかです。

福井 保久