福井保久の二十四節気考

2月18日は旧暦では1月7日、この日は雨水です。

雨水とは、雪は雨になり、氷も溶けて水となる時季という意味があります。今年の雨水は七草ですが、なるほど、雪が解けて七草が見えてくることがイメージできます。

また雨水は農耕の準備を始める目安でもあります。
この場合の農耕とは主に稲作を指していて、確かに干し芋産地の隣に位置する稲作産地の常陸太田では2月の終わりには田んぼに出ると言っていました。

では干し芋農家といえば、原料芋の蒸かしが終わったら、干し場以外から片づけをはじめて、干し上がったら収穫終了で、全部の片づけをします。

それからが、2021年度の農耕の準備(=干し芋用サツマイモ作り)になります。まずは畑の準備に取り掛かります。

ですから、この雨水の頃は、ほしいも農家にそろそろ加工を終える時期を示していると言えます。

福井 保久