福井保久の二十四節気考

6月21日は旧暦では5月12日、この日は夏至です。

今年は5月中に苗を植え終わる農家が多かったのですが、その第一の要因は、苗の育ちが早かったからです。自社の有機農園でも、どんどん伸びてくるので、早め早めの作業となりました。

苗の育ちが早いということは、雑草の伸びも速いということで、定植を優先してばかりいられない、除草を途中でしなければならないほどでした。

しかし、苗が育てば植えないわけにはいきません。その付けが回ってきて、もう既に草取りに追われています。今年は、雨も晴れも関係なく総力を挙げて除草作業です。

草取りは初期除草が大事です。伸び始めは手取りでも機械除草でも簡単に抜けて、その畑に掛ける作業時間も短くて済むからです。 毎年だんだんそれが間に合わなくなってしまうのですが、今年は早くも赤信号です。

今が踏ん張りどころです。

福井 保久