福井保久の二十四節気考

7月22日は旧暦では6月14日、この日は大暑です。

夏の仕事の大事な一つに自家製たい肥の切り返しがあります。

ほしいも加工の時に出る、サツマイモの皮や保管中に腐ってしまった原料芋に、米ぬかと、育苗が済んだ後の種芋等が自家製たい肥の原料で、それらを3年程寝かせて完熟にしています。そのための天地返し=切り返しを夏にやります。

種芋をたい肥場に運び込むのがこの時期で、またまだまだ高温多湿の日々が続くので、それらを混ぜて切り返すと、一回目の発酵が促されます。

二年目、三年目のたい肥は、造りかけでも十分に肥えているので、様々な草に覆われています。それも含めて混ぜて切り返しをします。暑い夏にそれをやると、また一気に発酵が進みます。

一番暑い大暑に行う力仕事ですからとても大変なので、日がかげってくる頃を見計らってやっています。

福井 保久