福井保久の二十四節気考

今年の9月7日は旧暦で8月1日、この日は白露(二十四節気)です。

お盆の頃に一時涼しくなり今年は秋の訪れが早いかと思いきや、残暑がぶり返して9月を迎えた干し芋産地です。

ここのところの特徴は、曇り時々雨の日が比較的多いけれど、暑さは相変わらずです。特に晴れて風がない畑の日中は真夏と同じくらいの体感でした。

それも流石にこの白露の頃になると落ち着いてきます。それと同時に天気予報での台風情報が気になる時期でもあります。

自社の有機農園では稲作をやっていないので、田んぼの心配はないですが、現代農業では台風が稲刈りの天敵になっています。
もっとも、コンバインの大型化が進んでいるので、台風があっても、短期決戦で稲刈りを済ませるという力業で押し切ってしまいますが。

それを横目で見ていると有機農業でのサツマイモ栽培では、そんな大技(不具合があっても押し切れてしまえること)ができないので、少しうらやましく思うのは正直な気持ちです。

しかし有機干し芋作りは、全てが手作業でなければできない、簡単にはやれないと、それは誇れることでもあると再認識します。

福井 保久