福井保久の二十四節気考

今年の11月22日は旧暦で10月18日、この日は小雪(二十四節気)です。

今年の原料芋は、産地全体を通して小ぶりで細長いものが目立ちました。こういう原料芋だと、皮むきに手間がいつも以上に掛かることが解っているので、少しでも早く加工を始めたいことから、乾燥機を備えている農家は干し芋作りがすでに始まっています。

それに対して昔ながらの天日干しの農家は、すっかり準備が整っていても、もう少し寒くなるのを待っています。

加工が始まっていくに連れて干し芋農家回りも増えていきますが、この小雪の頃になると、日が短くあっという間に暗くなるので、早め早めに干し場を回ることにしています。

12月に入れば、今年度の干し芋の出来具合がはっきり解ってきますが、いつもながらこの時期は興味津々で干し場確認をしています。

福井 保久