福井保久の二十四節気考

今年の3月21日は旧暦で2月19日、この日は春分(二十四節気)です。

最近では春のお彼岸の頃は、干し芋産地では桜の開花が間近になっています。昔よりも半月ほど季節がはやまっていることを実感します。昔と比べている時点でそれだけ年齢を重ねていることでもありますが。

そんな早まった季節の訪れは干し芋作業にも現れていて、種芋を蔵から出す日程が昔よりも早くなっていて、ちょうどこの春分の日あたりが目途になっています。

種芋は生ものですから厳重に囲っていたとはいえ、ある程度は傷みがあるので選別をします。同時に苗床作りも進めていて、気候とその作業の兼ね合いとで蔵出しを決めます。

自社農園ではあと十日、3月終わりから苗作りを始める予定です。

干し芋加工が長引いたために、今が大忙しです。

福井 保久