福井保久の二十四節気考

今年の6月6日は旧暦で5月8日、この日は芒種(二十四節気)です。

芒種は禾(のぎ)がある農産物の種蒔きをする時期で、田植えのことを指しますが、同じく禾がある麦が実っていくことでもあります。

ほしいも産地のあちらこちらで麦が黄金色になってきました。タツマの有機農園でも休耕畑の輪作麦が色づいています。

麦を収穫する農家は、干し芋用のサツマイモの定植が終わると刈り取りです。休耕畑の麦は種を採取した後は伸ばすだけ伸ばして緑肥にします。

今年も梅雨がいつか、どんな降りになるかが気になり始めました。

それによってこの時期の主な仕事である草取りをどうしていくかが変わりますし、麦を収穫する農家はお天気が気がかりで仕方ありません。

でも稲にも輪作麦にも、サツマイモにとっても梅雨は恵みの雨となります。

福井 保久