福井保久の二十四節気考

今年の8月7日は旧暦で7月10日、この日は立秋(二十四節気)です。

年中、静岡市内と茨城のほしいも産地を行き来していて、気候の違いを感じていますが、今年の7月の降水量がいつも以上に違っていました。静岡ではスコールのような雨が多くありましたが、ほしいも産地はもっと雨が欲しい状況が続き、月末になりようやくまとまった雨がありました。

降水量を調べてみると、静岡は平年の2倍以上、なる程という感じ、ほしいも産地は平年並みでしたが、平年の1/3だったところを月末で帳尻を合わせた感じでした。どちらも6月は少ない雨量だったのでもう少し降っても良いと感じていましたが、降水量で言えば静岡と産地では4倍以上の差があり、気候の違いを目の当たりにしました。

8月に入っても少雨なので、夕立を期待しています。

気温は当然ながらどちらも平年を“かなり”上回っています。ほしいも用のサツマイモはいつにも増して育ちが早く、ツルと葉が畑から飛び出しています。まだまだ雨が欲しいところです。

これまでの体験から、この時期に雨が欲しいことは何度もありました。今年も産地から離れた山の方には雷雲が掛かっています。それを見ながら、こっちにこいと呟いています。

福井 保久