福井保久の二十四節気考

今年の2月4日は旧暦で1月14日、この日は立春(二十四節気)です。

立春を迎えても厳しい冷え込みが続いています。同時に立春は、この寒さが和らいでくることを示しています。また干し芋産地では、蒸かし終える農家が出てくるのがこの立春と重なります。

今年度は各農家の原料芋が総じて多かったので、いつもよりもまだ加工が続くのではと踏んでいたのですが、ちらほら加工が終える農家が出てきました。気候も含めて暦は的を得ていると感じます。

今年も品種は紅はるかが主流になっていて、平干し芋でも(紅はるかは)仕上がり迄10日ほどかかりますから、今月半ばまではどの千場にも並んでいます。それもなくなり次第千し場の片付けに入るのが常です。

そうなってくると、いよいよ干し芋シーズンが終わりに近づいたことを目の当たりにします。同時に春を実感することになります。

福井 保久