福井保久の二十四節気考

今年の3月6日は旧暦で2月15日、この日は啓蟄(二十四節気)です。

2月中は暖かい日が続かずにすぐに寒くなる干し芋産地でしたが、3月に入り今度は寒い日が続かなくなってきた印象です。

天気予報も、晴れが直前に雨に変わる、その逆もという猫の目のようでしたが、晴れにしても雨にしても、突然予報が変わることもなくなりました。冬から春への季節の変わり目から、もうすっかり春が訪れたのでしょう。まさに啓蟄です。

例年ほしいも農家もこの頃から畑に出るのが常ですが、2022年度の干し芋加工は、産地全体で一週間から10日ほど各農家で日数が余分にかかったので、いつものようにはまだ畑で見かけることがありません。でもそれももう間もなくのことでしょう。

めっきり日差しが強くなりました。自社の有機農園もまだ干し芋の蒸かしが続いていますが、この日差しで乾きは良く、加工の後押しになっています。

福井 保久