福井保久の二十四節気考

今年の6月21日は旧暦で5月4日、この日は夏至(二十四節気)です。

春から夏にかけて、文字通り日に日に、日が長くなります。日の出も早くなり日の入りも遅くなり、気温も上がってきます。それが変わるのが夏至ですが、日の長さが最長になる夏至は夏の暑さの予兆です。

畑に行くまでの農道を通る時、とにかく草が活き活きとしているのを感じます。それを歓迎するのは虫たちであり、鳥たちもです。

まず植物が生い茂り、それから動物たちが潤うという構図は、まず日が長くなり、暑さを蓄えて梅雨明けと共に強い日差しが照り付ける夏が訪れるのと同じ仕組みです。

サツマイモ畑も、苗が根を張り生長する準備が整ったところです。広々した畑の恩恵を得ようとする雑草、育ってくる芋を狙う虫、それらが活発になる夏がもう間もなくです。

福井 保久