福井保久の二十四節気考

今年の8月8日は旧暦で6月22日、この日は立秋(二十四節気)です。

ほしいも用のサツマイモとして年々増えているのが「紅はるか」です。理由はたくさんあります。甘いことや、収穫量と保存性が良いこともそうですが、栽培特性にもその理由があります。

紅はるかは一株が大きく、当然つるも葉も大きくなります。しかも一度上に高くなってから地面に這っていきます。これが栽培管理のし易さにつながります。

上に伸びている間は、畝間の除草が出来て、大きな葉で畑を被うので初期除草を上手くやることで、紅はるか自身で草を抑える効果があります。

他の品種だと、こうはいきません。つると葉が伸びてきても畝間の草取りを続けなければならないのです。

農薬(除草剤)を使わない有機栽培では、芋の葉が畑を被うと草取りはひと段落なのですが、紅はるか以外の畑では、まだ草取りが終わりません。

福井 保久