福井保久の二十四節気考

今年の12月7日は旧暦で10月15日、この日は大雪(二十四節気)です。

この冬は、もう何度も暖かい日を体感していますが、11月の気温を調べると、やはり最高も最低も平均気温も平年より2℃程高い月でした。
11月半ばから加工を始めている乾燥機で蒸しをする農家の干し芋は、それを反映してか、いつもの年よりも原料芋の糖化が進んでいない様子が見受けられました。
12月に入り、そんな暖かさもすっかり身を潜め、干し芋日和の寒い晴天になってきています。
こういう気候が続くと、干し芋にとっては最高で、より美味しく照りがある仕上がりになります。

今月に入って蒸かし始めた天日干しの農家の干し場が一杯になってきています。
そしていつもこの大雪を前後して続々と仕上がってきます。
産地全体がそんな師走の様相になってきました。

福井 保久