福井保久の二十四節気考

今年の2月4日は旧暦で12月25日、この日は立春(二十四節気)です。

「立」という漢字は中国語で「はじまる」ことを指し、立春は「春のはじまり」という意味があります。
とはいえ「立春とは名ばかりで」という言葉をよく聞くように、ここのところ厳しい寒さになっている干し芋産地です。
これまでは平年よりも気温が高い冬でしたので、寒さでの原料芋の傷みはいつもほどではないのが助かります。

今年度は豊作だった農家が多く、原料芋の傷みも最小限なので、例年なら立春というと、そろそろ蒸かし終わる農家が出てくるのですが、まだそんな感じにはなっていません。
そしてこの時期になると日も長くなってきて、乾きも早くなってきます。
今年は仕入れのための農家回りの忙しさはまだ当分続きそうです。

福井 保久