福井保久の二十四節気考

今年の4月4日は旧暦で2月26日、この日は清明(二十四節気)です。

暖冬が続いていたのが3月に入ると一転、気温が低い日が続きました。
お彼岸過ぎても寒い日があり、育苗のために種芋を定温倉庫から出すのを躊躇するほどでした。
そこで暖かい日を狙って種芋を苗床に伏せて(植えて)行きました。
もちろんそれまでに苗場のビニールハウス内を温めておいて、地温も上げておきました。
全国的にも、ほしいも産地でも桜の開花が遅れ、桜が咲く前に伏せこみをしたのはいつだったか思い出せません。これは全く予想できませんでした。暖冬だったのが嘘のようです。
目の前のことに引きずられてしまうことを改めて感じた、今回の種芋伏せでした。

福井 保久