福井保久の二十四節気考

今年の7月7日は旧暦で6月13日、この日は小暑(二十四節気)です。

曇天が続いていた6月前半から一転、後半は、ほぼ毎日が真夏日、そして最近は猛暑日に迫る暑さです。

まだ子どもといってよいサツマイモ苗にとって畑は苗場よりもはるかに厳しい環境です。
畑を先に占有しようとする雑草たち以外に、食べようとする害虫もいれば、病気を起こす菌もいます。
しかし今年は梅雨明けと言っても良い、早々の夏の暑さが苗にダメージを与えました。

根付くまでは順調だったものの、これから少しずつ大人になっていくはずが、時期尚早の暑さで高温障害で枯れる苗が出てしまいました。

近年の夏の猛暑で積算温度の蓄積が早くなっていることから苗を植えるのを遅めにしていこうかと試行していたのですが、こうも早い夏の到来があることを考慮するとそれもなかなか実行することができません。

温暖化は思いもよらない事態を引き起こします。

福井 保久