干し芋タツマの商品一覧

2013年1月の“お宝ほしいも”

“できたてほしいも”の中でも上出来の紅まさり四切(よつぎ)り干し芋をお届けします。

生産量が少ない紅まさりを、手間隙かかる四切りほしいもに仕上げた、希少な干し芋です。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

新年第一弾のお宝ほしいもは、今シーズンのほしいもの中から上出来の干し芋を選びました。
お正月にちょうどよい具合に仕上がった、“できたてのほやほや干し芋”のお届けです。

タツマ(ほしいも直売場)では、かなりたくさんの種類の干し芋を取り扱っていますが、紅まさり四切りほしいもは、かなり希少な干し芋です。
理由は、紅まさりを作る農家が少なく、四切りほしいもを作る農家はそれに輪をかけて少ないからです。

紅まさりは焼き芋用のサツマイモとして登場したのですが、ほしいも適正にも優れています。
ただし、ほしいも用としては育ちすぎる傾向があるので、干し芋にするために栽培することが前提になります。
そのために干し芋用として生産されることが少ないサツマイモです。

四切りほしいもは、原料芋をそろえることから始める干し芋です。
大ぶりな原料芋は角切り芋に、中ぶりは平干し芋に、小ぶりは丸干し芋にするのですが、原料芋は様々な大きさ、形がありますから、ここからここまでは大ぶりとか小ぶりと明確に区分できるものではありません。
大きめの原料芋は平干し芋にしても角切り芋にしても問題はないのですが、小さめの原料芋は、丸干し芋にしては大きすぎる、平干し芋にしては小さすぎるというものがあります。
それを選って四切りほしいもにしていくのですが、その四切りの大きさのサツマイモがそうそうたくさん出てくるわけではありません。

一回に蒸かすだけの数量をそろえるまで、辛抱強く選別を繰り返します。
蒸かす前の選別作業は毎日のようにあるのですが、四切り用に選んだらそれをよけてとっておかなければなりません。
一度選別作業をした原料芋は傷みが早いので、とっておく場合、必要以上に気遣いが必要です。
原料が揃わない場合は、一度に蒸かす数量の変更もしなければなりません。
それらのいつもとは違う作業が出てくるために、四切りほしいもを作る農家は少ないのです。

四切りほしいもは、程よい食感を味わえるのですが、その秘密が、この選別作業にあります。
丸干し芋には大きい、平干し芋には小さいという大きさは、原料芋として食感が良いサツマイモなのです。
そして、四切りほしいもを作る農家は、地味な作業をいとわない農家です。
それらが相まって四切りほしいもは美味しいのです。

今回は、それを紅まさりで仕上げました。
干し芋シーズンたけなわな中の“できたてお宝ほしいも”としてお届けしたいと思っていた干し芋のひとつです。
四切りほしいもの名人の神永巌さんが、期待に応えて上々の紅まさり四切りほしいもを仕上げてくれました。お楽しみください。

2013年1月11日 株式会社タツマ 福井保久