福井保久の二十四節気考

今年の10月23日は
旧暦で9月3日、この日は霜降(二十四節気)です。

昨今は気象変動が激しく、平年のデータと比べてそれを農作業に活かすことに無理があると常々感じています。
特に気温は平年よりも3℃から5℃高いのが当たり前になってきています。

その影響は当然栽培している畑で起きます。
一番は雑草が旺盛ということです。
栽培している本圃場も、休耕畑でもですが、農園前に備え付けてあるビニ―ルハウス内が最も厄介になっています。

そのビニールハウスは、春は苗場、冬は干し場にするのですが、夏の間に雑草が異常なほど生長します。
更地の部分はトラクターで除草できるのですが、骨組みに絡みつく草が容赦ないほど頑丈に絡んでしまいます。

ひと昔前は定期的に除草していましたが、ここ数年は枯れるのを待ってから取り除いています。

その枯れる時期がだんだんと遅くなっています。
今年は収穫がひと段落してから、干し場作りに取り掛かる前に除草を予定しています。

昔より干し場を作る時期も遅くなっていることも含めて、
冬の訪れがいつになるのかを気にするのが当たり前になっています。

福井 保久