ブログ 今日のいもたつ

2008年01月

砂の器

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全く結びつかないはずのピースが、
思いもかけない糸で引き寄せられてゆく。
松本清張の巧みなおもしろさは、やはり秀逸です。


それとは別立てで、ハンセン病での日本の闇が
表現されていることを、こういうふうに映画として
残されていることは意義があります。

映画の場合には、その当時の時代背景が、映像で一目瞭然と記録されます。

その意味では、松本清張のおもしろさのひとつである、
日本の地方への旅が、当時の鉄道やクルマで実際に映像で観ることが
出来ることもこの映画を評価できます。


もうひとつ別立てで、
父と子の深い愛が第一に描かれていました。
「私は、何て幸せを感じることができないんだろう」
それを感じた作品です。

【いもたつLife】

日時:2008年01月17日 23:33

緑園の天使

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物語としてもおもしろかったし、
エリザベステイラーの一途さや無邪気さそして信じる心で、
まわりを幸せに導いて行く姿が印象的でした。

主人公が発達してゆく姿もこの映画のテーマです。
その背景にある家族像も見逃せません。

完璧な母親と、それぞれに個性がある子供達。
しかし、私としては、ごくごく普通の感覚の父親に素晴らしさを感じました。

すぐにお金のことを優先してしまう。
すぐに人を疑ってしまう。
だけど家族は可愛くて仕方がない。

自分のやったことを後悔し、
妻に強がりを言ったり、なぐさめられたり。

そのあたりにどこにもいる父親ですが、ひかれるものがありました。
自分に似ていたからかもしれません。

【いもたつLife】

日時:2008年01月09日 19:06

丸干し芋だけの干し場

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暮れの30日は”餅つき”と相場が決まっていますから、
たいていの農家が28日か29日が、蒸かし納めです。

平干し芋は約一週間で乾きますが、
年末の二日間が大荒れの天気だったので、
今年は一月七日位まで干し上がりに掛かる
農家もありました。

そして、どこの干し場も平干し芋はからっぽ
になります。

丸干し芋を蒸かした農家の干し場には、
丸干し芋が残ります。
この丸干し芋もあと二週間はかかりそうです。

この隣に平干し芋がまた、並び始めます。
その、お正月明けに蒸かした平干し芋の方が
早く乾いてゆきます。

【芋日記】

日時:2008年01月08日 18:55