ブログ 今日のいもたつ

2010年02月

藍美ライブ2010

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アルソア化粧品の専門学校の卒業生が、
披露する卒業ライブです。

思えばもう想い出せないくらい過去に、
高校卒業のあの、仲間ともう少しいたい、
けれどそれはただの甘さとわかっていた。
そして、卒業前に築いた学園祭の、
もしかしたら初めて仲間と成した仕事。

それを想わせてくれるライブでした。

純粋な心が生む感動を体験しました。

【いもたつLife】

日時:2010年02月28日 08:35

俺たちに明日はない 1967米 アーサー・ペン

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大恐慌がアメリカを台風のように襲う。
その渦中には、今までとは違うアメリカがありました。
この映画でもそれが汲み取れます。

二人は大恐慌が生んだちょっとしたヒーローでした。
踊らされてもいました。
だから被害者なのかもしれません。
やってしまったことは決して許されない事ですが。

二人とその仲間を、フラットな立ち位置で語っています。
心情を伝えます。
何故こんなことをするのかを物語の進行とともに考えます。
だからこの時代が気になります。

大多数の人は貧しくもまじめに働いていました。
この二人はあまりにも短絡に、楽を考えていました。
しかし、その行為が象徴かもしれません。

今もこの頃と同じ大不況を、この映画の新聞社のように
マスコミは伝えています。
誰もがそれらの一因です。
それを痛切に受け止めずに入られない映画でした。
だって、二人を知りながら、二人に心を開く人たちも、
二人を追い込みただただ復讐をする人もいます。

どちらも私自身の分身のようで、震えを覚えるラストでした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年02月27日 07:11

許されざる者 1992米 クリント・イーストウッド

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人間の本性を描いているようです。
主人公を通して、周りの人物と絡めて。

本性なんて”これだ”というものは実はない。
けれどそれらしいものはある。


最近自分が多重人格の気があるような気がするのですが、
これってそれが自然なのかもしれません。

主人公が妻と暮らす前、暮らしているとき、
妻が亡くなって子供たちと暮らしているとき、
そして、この映画での変化。
全部ひとりの男そのもので、
多重人格かもしれません。

悔いても悔いても、嫌な自分がいます。
そんな生きる性が描かれていました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年02月26日 08:24

若草物語 1933米 ジョージ・キューカー

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キャサリン・ヘップバーンは大女優です。
若い頃のこの作品でもそれを感じます。

この作品の良いところは、彼女は目立っていますが、
他の3人の女優も主張があるところです。
それは作品のテーマですから、味噌でもありますし、
おもしろいところです。

1949年版でも同じく、四姉妹の個性を楽しめます。
でも表現方法はだいぶ違います。

同じ原作、違う作成時期という対比は、
そこから女優の移り変わりが垣間見ることができます。
33年版と49年版=16年の時は、
世代が違う女優を映し出します。
これも映画の魅力です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年02月25日 07:13

アラバマ物語 1962米 ロバート・マリガン

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多様なテーマを盛り込みながら、
そのどの主張も伝わってくる、
なかなか他では味わえない作品です。

1932年当時のアメリカの差別を訴える
アメリカの良心とも言える陪審員制度に疑問を投げかける
ひとり父親となった時の教育を考える
子供たちの横のつながりと冒険
子供たちの成長物語
隣人を介したちょっとしたミステリー

先進的で、骨太な思想がラストで現されます。

作品の8割が子供たちの視点です。
ここを介することで、伝わせたいことが、
ぐっとプラス、深く伝わります。
とてもうまい構成だと思います。

裁判シーンでの長まわしも中締めを感じ、
前後の子供中心の展開とは違う独立した主張があります。

ともすればあれもこれもとなりがちなところを、
随所に力が入るほど見入ってしまう様に仕上げています。
役者はもちろん脚本、演出、音楽と総合力で組み立てられた映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年02月24日 07:05

スプレンドール 1989伊/仏 マルチェロ・マストロヤンニ

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街の映画館とその裏方達と街の人にとっての映画館の役割
それを劇中に色々な映画を挟まれ語られます。

なぜここにこの映画を挟むのか?
きっと深く頷くマニアの方もいるでしょう。
映画の中の映画は、造り手の意図を探る楽しさがあります。

映画ってとてもたくさんのジャンルがあり、
人によっての解釈があります。
だから、
普段の生活を映画で語ることもできます。
そして、それが共通言語になっている人と話すと
とても楽しいものです。

世の中の流れと、映画の結びつきを
映画を観ればみるほど知りたくなるし、
そこに映画が持つ魅力と価値を感じます。

何年か後にもう一度観てみたい映画です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年02月23日 07:23

自転車泥棒 1948伊 ヴィットリオ・デ・シーカ

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主人公の感情のあり方が切ないほど伝わってきます。
不安があり、ほっとし、喜びを妻と分かち合い、仕事にゆうゆうと。
どんでん返しからは、
後悔、あせり、不安、苦しみ、心配と心配かけたくない想い、
家族愛を感じ、責任感、父子の立場と自覚、家族の担い手としての責任・・・。

どうしようもない閉塞感では人はどうなるのか、
どういう心理なのか。
それを生み出した社会と関連づけて表現している、
みたくないものを、やわらかく表現して、
どっしりと感じさせる作品になっていると思いました。

救われないままに、人ごみに親子は、ラストまぎれます。
冒頭よりもマイナスからのスタートです。
ここにもこの作品が訴えたい、現実が現れていて、
「受け止めようよ」
それが心に残りました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年02月22日 07:17

吉川町の山田錦

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酒のみ(日本酒党)なら、山田錦といえば、
日本一の酒米とすぐにピンとくるでしょう。
では、日本一の山田錦は?

菊姫が使う山田錦は、兵庫県吉川町の山田錦です。
その理由は、もちろん日本一の酒米だからです。

そして、その山田錦達は幸せです。
なぜなら、自社で丁寧に酒になるために磨かれるからです。
大吟醸にする山田錦は、50%、40%まで精米されます。

100時間もの時間をかけて、丁寧に丁寧に磨かれます。

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【酒呑みのひとりごと】

日時:2010年02月21日 09:14

蔵見学ならでは

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お金を出しても買えないものはたくさんあります。

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ここには速醸仕込み中の純米酒のタンクが
ずらりと並んでいました。

仕込み始めもあれば、真っ盛りもあれば、
明日搾るというものまで。

その明日搾るタンクから直接「もろみ」を
すくって試飲しました。

この時季にここにこなければ
味わえません。

味は?
菊姫の純米酒を想わせるのですが、
その酒が今しか持たない鮮烈な旨みがありました。

【酒呑みのひとりごと】

日時:2010年02月20日 07:22

菊姫蔵見学

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日本酒の世界も奥が深く、
蔵にくる度に、そのすごさを目の当たりにします。

この時季は仕込みがほとんど終了していますが、
蔵の中には、その残り香を感じます。

その香りは、文字通りの酒の香り、
もうひとつこの時季ならではの、
蔵人たちの、
ひとつの大仕事をやってのけた充実感を感じる
残り香です。

菊姫の酒たちは、今から少なくとも3年寝かせて、
世にデビューするものが多く、
銘柄によっては10年後のデビューもあります。

その酒たちが寝ている
「八幡貯蔵場」は雪が似合います。

【酒呑みのひとりごと】

日時:2010年02月19日 07:04
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