ブログ 今日のいもたつ

2009年12月

おしん 1984日 山本暎一

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大人気のNHK連続ドラマのアニメ映画でした。
有名で人気があったこと、だいたいどんな話かは、
知っていましたが、
ただの苦労話ではないから人気があったことが伺えました。

おしんの奉公先のお嬢様が、
おしんの家が、食えないほどの貧乏が何故なのか不思議でなりません。
「米を作っているのになぜ米が食べられないのか」
稲作が始まって、支配が始まってから今でも連綿と続く、テーマです。

おしんと脱走兵とのふれあいも、
反戦から一歩踏み込んだ考えを感じます。

村社会や商業界が垣間見ることができたり、
環境問題をも考えさせられます。

もちろん、おしんの成長とその苦労がハイライトなのですが、
それだけではない多くのメッセージを受け取れる語でした。

【いもたつLife】

日時:2009年12月11日 08:05

おくりびと

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うわさどおり良い映画でした。
特に前半は。

仏様という響きは、こどもの時もっと耳にしていました。
大人になって耳に付かなくなったわけではないような気がします。

宗教にふれることが少ない日本で、
死生観から遠ざかって暮らしていたように思います。

納棺士という職業がクローズアップされたそうです。
そのこと自体は、「すぐまたこうだ」という感覚がありますが、
それに付随して、仏様の響きが身近になることは、
とても良いことのように感じます。

【いもたつLife】

日時:2009年12月10日 08:10

ウツボカズラ

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寒くなってきたので、
ほしいも の作業場に、
さすがに虫たちをみかけなくなりましたが、
夏から秋にかけてどこからともなく
出入りしている虫たちをなんとか減らしたい。
と、思っていたら、
「ウツボカズラ」の差し入れ?がありました。

観賞用にも良いですね。

子供の頃一時とても好きになったことがあり、
懐かしいです。

熱帯性の植物(だと思いました)なので、
ほしいも 作業場は寒すぎないかと心配しています。

【芋日記】

日時:2009年12月09日 07:13

女だけの都 1935仏 ジャック・フェデー

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中世をコメディーで描いています。
上手く描かれている中世と、
中世の人々が現代の感覚に近いところの対比が面白い映画です。

今よりもっと女の立場が弱く、また、考え方も封建的な時代背景に、
現代の価値観(と言っても1935年の作品ですが)
で登場人物がでてくるギャップが良いです。

男女同権でなく、権力者の力が強く、自由が束縛されていた時代でも、
母娘の関係の普遍、男気をみせる者が登場したり、やっぱり臆病な多くの奴らがいること。
人間的な優しさを感じさせるコメディーでした。

【いもたつLife】

日時:2009年12月08日 07:24

そして誰もいなくなった 1945米 ルネ・クレール

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ほとんど記憶がないくらい前に原作を読んでいたので、
新鮮に鑑賞できました。
だけど、ラストは違っていたような。

もっと空虚で、本当に誰もいなくなっていたはず。

それはおいておいて、
世界観は味わえました。
特に、個になることを序々に恐れるのは、
原作を覚えていないので、それとはべつに、
うまく現されていたと思います。

この映画が良い悪いではなく、
原作を読み返したくなります。
単なるミステリー、サスペンスでなく、
筋が通った心理劇であることが、
原作を読み返してわかる予感がプンプンです。
ルネ・クレールがつくっても、
原作のプロモーションになるのかもしれません。

【いもたつLife】

日時:2009年12月07日 10:47

“常陸秋そば”の新蕎麦

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タツマがお米を扱いはじめてからの
お客様の蕎麦屋さんから頂いた蕎麦です。

青みがかった蕎麦は茹でる前から
蕎麦の良い香りが漂います。
そして出来立てを食べると蕎麦の甘みが
口中に広がりました。
一緒に頂いたそばつゆがまた蕎麦の旨さを引き立ててくれます。

実はこの蕎麦はタツマのお米の主力産地の
茨城県常陸太田市の隣の町の
金砂郷町の蕎麦です。
全国的にも有名な産地です。

隣同士で特産品が異なります。
「お米は常陸太田」「蕎麦は金砂郷」です。
農産物はその産地の特産物ですね。

【米探訪記】

日時:2009年12月06日 11:03

山廃純米生原酒 今年の新酒

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一年で一番楽しみにしている日です。
子供の頃で言えば、お正月を待つようなもの
お年玉をもらうのを楽しみにしていた頃のように
ワクワクして待っています。

「じゃじゃ馬」とか「暴れ馬」という酒ですが、
今年は・・・。

意外におとなしい感じ。
決して「暴れ馬」ではないということではなく、
「じゃじゃ馬」が潜んでいるという感じです。

酸味が抑え気味と
甘みが強いせいのようです。

昨年度の呑切生原酒と比べてみると、
1年熟成させた呑切の方が断然
落ち着いていました。

【酒呑みのひとりごと】

日時:2009年12月05日 08:03

郵便配達は二度ベルを鳴らす 1946米 テイ・ガーネット

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性善説だと信じているから、
性悪説の顔が出ないようにする。
とても大事だと自らに言い聞かせています。

旦那を殺害した不倫の二人は、その両方の顔をみせます。
悪だけの人間だけでは、生きられないからです。

殺人者を弁護するわけではないし、
世におこるひどい事件に憤りを感じるし、
それに対して甘い刑の判決だと思うこともあります。

映画の中では、殺人を含めたひどい行為や考え感情を、
人間の観点から見れます。

二人は、犯罪によって死に急いだようです。
だから、性悪説の顔が出ないようにするってとても大事です。
それは何も殺人という、強調された行動だけでなく、
日常の生きたい道にゆく道しるべをつくるために。

【いもたつLife】

日時:2009年12月04日 07:37

ハンコック 2008米 ピーター・バーグ

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見方を変えて面白くなる映画は結構ありますが、
この映画はその典型、ただし、自分にとってだけかもしれませんが。

表面的なドタバタは好きにはなれませんが、
ハンコックがなぜドタバタをやるのか、
人が持ってはいけない能力、あこがれる力を持つとどうなるか。

周辺の人たちの心理も交えて、画面を見ながら、
キャストたちの無意識を探りました。
探るというより「なるほどなぁ~」という気楽な鑑賞でしたが。
でも面白い映画でした。

【いもたつLife】

日時:2009年12月03日 07:17

太白芋

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太白芋
お客様から“太白”という品種のさつま芋を、
干し芋にして欲しいと頼まれて、試しに四つ蒸かしてみました。
皮をむいた感じは“玉豊”に近いさつま芋でした。

試し蒸かしの感触では、太白芋のでんぷんは、
干し芋にはあまり合っていないようです。
しかし、時間を置くと熟成してきますから、
もう少し経ったらまた蒸かしてみようと思っています。

ちなみに、一緒に並んでいるのは、玉乙女です。

【芋日記】

日時:2009年12月02日 07:08
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