ブログ 今日のいもたつ

2010年05月

ほしのこえ 2002日 新海誠

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噂に聞いてはいましたが、見事なものです。

でも身近を遠めでみても同じことはおきています。
年賀状を表裏自分で半自動的に印刷するなんて、
机の上にコピー機(プリンタ等)があって気軽にコピー、
いつでも誰とも話せる携帯電話
等々
20年前には考えもつかないことばかりです。

こうして簡単に自分の話題を世界中に情報提供できることも。

だから一人でアニメ映画も作れてしまう。
相当の頑張りはあったことでしょうけれど。
(また、この作品はとてもセンスが良いです)

でも最終的にはセンス(才能)、
もしくは興味を持ったことを磨く努力ですよね。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月21日 09:10

苗切っています

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ほしいもの苗を本格的に切り始めました。
5月の連休明けでも
「霜注意報」がでた今年は苗の伸びも
畑の準備も遅れています。

【芋日記】

日時:2010年05月20日 07:41

四枚の羽 1939英 ゾルダン・コルダ

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当時としては大規模なアフリカロケは、
今観ても色あせていません。
勇壮で、イギリスの存在を感じます。

物語は、主人公の汚名返上と
それに絡んだエピソードから成ります。
それは王道で、楽しめる演出です。


印象に残るのは、冒頭に主人公とその婚約者との会話です。
自由は社会の中では、幸せになる妨げになる。
というやりとりです。

自由とは何かということを示しています。
自由は自らの意志で、それを許す・認めることとは
違うことは、歴史が語ります。

不自由にこそ安楽や安泰があることは、
隠れた大きな また複数の意志が働いていることを、
この映画でも感じずにはいられませんした。

ただ、物語はとても楽しめるので、
前述はたわ言と思ってください。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月20日 07:39

僕の村は戦場だった 1962ソ アンドレイ・タルコフスキー

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全編を通して、思考と感覚に訴えかけてきます。

戦争映画ですが、戦闘シーンはほとんどなく、
少年イワンの諜報活動と彼の回想シーンで戦争を語ります。
台詞も少なく、観客のイメージに投げかけます。

母親といる時と戦時のイワンの表情の違いが秀逸で、
戦争でどれだけのものが変わってしまうかを、
頭でなく心で、悲しみとして、観ている者に感じさせます。

自分の価値観が今どこにあるのか?
それを試されているようです。

光と綺麗な絵とかすかな音で、
タルコフスキー監督は、ひとつの高尚な映画にしてしまいます。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月19日 06:30

雲ながるる果てに 1953日 家城巳代治

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特攻隊の気持ちがわかるなんてことは言えません。
せめて汲みとりたい。
という気持ちで鑑賞していました。

同じ隊にいる一人がケガで、仲間と同じ日に出撃ができません。
ケガをしている当人が、仲間と一緒に死にたいのも本心なら、
仲間は生き残って欲しいと本心で止めます。

国のためとどこまでも信じる心は、
それが自分を納得させる手段だったのかもしれません。

以前知覧に行きました。
そこに残されている、10代の若者の残した言葉は、
己のことではなく、家族の幸せばかりでした。
人間の崇高さを感じました。

今回の映画では、それを信じることで、死ねる、
それも真実の姿として描かれていました。

もっともっと多くの想いが、
込められて空に散っていったのでしょう。
近い過去の不幸の原因を広くわかっていなければいけません。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月18日 07:56

ハッピーフライト 2008日 矢口史靖

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時の流れの速さを感じます。
今、例外はありますが、飛行機はその需要は単なる移動手段です。
これは当然の進み方です。

たった2年前の映画では、
憧れの部分、非日常が航空業界に備わっていることが、
プ~ンとして作られています。

ただ、10年前とは趣が違いますが。
だからこそ時を感じる映画でした。

ただし、これだけ表と裏を写しただけで興味がそそられるのも、
航空の世界なのでしょう。
やっぱり空を飛びたいのは、人に永遠と積み重ねられた、
本能にまで影響を及ぼす欲望なのかもしれません。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月17日 07:32

潜行者 1947米 デルマー・デイヴィス

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実際の夫婦だった
ローレン・バコールとハンフリー・ボガートですから、
どうなるかは察しがつくのですが、
一筋縄ではいかない、それどころか救いようがなくなってしまう。
でも・・・。
というところが良かったです。

映画の半分以上をボガート目線にするところも
斬新だったことが伺えるし、
当時の共産主義とのアメリカ(西側)の社会情勢が影響していることを、
踏まえて鑑賞することをおすすめします。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月16日 06:51

維新前夜 童門冬二

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人生80年としますと150年はそんない遠い話ではないのですが、
維新から富国へ、太平洋戦争で廃墟へ、復興、
世界一の夢を見て・・・。
また日本はどこへ向かっているのでしょうか?

維新で活躍した人たちが現れた時代の空気を感じ、
それとは違う空気を今の日本に感じます。

時代がヒーローを生むとしたら、
日本がここまできた、今までの流れとは異なった空気にならないとならない。
それを思います。
日本人の美のようなものがない時代になり、
なにかとんでもない所にきているような気がします。

【いもたつLife】

日時:2010年05月15日 07:46

パッション 1982仏/瑞 ジャン・リュック・ゴダール

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ひとつの映画でたくさんのことを語っていると思うのは、
ゴダールに対して少し失礼なのかも知れませんが、
それを感じました。

ゴダールは強烈に伝えたいものがあったのかもしれませんが、
この映画は、芸術からと、人の欲望のままからとのいう、
かけ離れた人の性から、人と時代に近づいて
人を語っているのではないでしょうか。

時代を反映させていなければ、もつとストレートな表現になった
けれど、時代を反映させているから重厚になっています。
でも、観客に映画の価値を預けているので、
多種の評価や批判もあるでしょう。

そここそが、ゴダールがつくる映画で、
魅力も感じます。

生きてきた経験値が問われる、これも恐い映画です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月15日 07:22

モーターサイクル・ダイアリーズ 2003 英/米 ウォルター・サレス

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会社の中の、会社を背景とした、一人として、
多くの人と接するのが今の自分です。
少なからずプライベートでも会社のカンバンが、
私を包んでいます。

生身の人間として、出会う、扱われる、
将来誰も思いもしない頃の、
チェ・ゲバラをただの若者として映画の中に入れています。

ゲバラが影響を受けたことを描くというよりも、
若者が何を思うか?
南米大陸にはあの頃何があったのか?
それを遠目に映しています。

現代の世界史の大きな流れの、バックを映像として持てたこと。
これからも人がもたらすたくさんの問題が、生きている限りだれもにも、
付いて回ります。
それは何故起こるのかを考える時、
この映画が語っている、物事の底流は、
思考を柔軟にさせてくれるように思いました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2010年05月14日 07:49
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