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ブログ 今日のいもたつ

勝手にしやがれ 1959仏 ジャン・リュック・ゴダール

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ゴダールの真意を、一度でそれを把握することはできませんでした。
(二度でもそれなりですが)

画期的です。
この映画を観ると、他の映画がわかるからです。


主人公ミシェルはどうしようもないけれど、
私の分身でもありました。
人は殺せないけど、過去にはミシェルのような自分がいました。

立ち居振る舞いもかっこいいとあの時の自分は言います。
でもそれもこの映画では断片です。

映画であって、映画を観ている気がしなくなります。
音楽にひたる瞬間だったり。犯罪=過去の悪いことをした瞬間だったり、
女をどうしようもなく抱きたい時だったり、愛している心を実感する時だったり、
受け手の感覚でしょうけれど。


跳ねるような躍動と、
「貴方ならどうする」も感じます。

今はそんな風に感じました。経験を重ねて時折観てふりかえる映画です。

【いもたつLife】

日時: 2009年07月26日 09:30