月別記事

ブログ 今日のいもたつ

2011年7月の治作

110724blog0.JPG

【夏の酢の物】
焼きナス、蛸、きゅうり、セロリ、トマト、オクラです。
柚子胡椒のゼリーがけの酢の物です。
焼いてあるナスが香ばしい!
きゅうりの隠し包丁でシャキシャキが味わえて、
トマト、オクラと食べるとこの夏の酢の物を味わえます。
蛸は好物ですし、もちろん美味しいのですが、
良い蛸です。サッパリとも合います。

110724blog1.JPG

【うなぎの飯蒸し】
着いてから焼き始めてくれたので焼きたてです。
蒸さないでの直焼き、関西風です。
ご飯はモチ米でこの素性の良いウナギを受け止めます。
ひとくちでは残酷です。
土用の丑の日に食べなかったので、
治作でウナギを食べるのを期待していたのですが、
見事に応えてくれました。

110724blog2.JPG

【お造り】
バフンウニ、マグロ、アカイカ、ヒラメ
ウニの甘みは独特です。優しさも含めた主張があります。
そして毎度のことながら、千差万別でこのウニはOK!

イカが苦手なスタッフに食べさせたいほどのイカです。
何故治作のイカはこんなに甘いのか。
今日もイカを食べた時、このお造りの中で一番美味しいのではないかと思います。

ヒラメは上品です。それしかコメントできないです。
贅沢者になったんだと認識します。

マグロは中トロと赤身です。
美味しいマグロは噛んでいるのが楽しくなります。
噛んで噛んで、菊姫を呑む。至高です。

この青海苔は、箸休めではありません。
菊姫が進みます。
こういう些細な美味しさはいつも見習おうと思います。

110724blog3.JPG

【岩ガキ】
甘い!カキだけ食べました。
甘いのと他の旨さが味わえるのが、ちり酢と食べた時!
甘さが菊姫で綺麗なあと口になります。
潮甘いところを食べました。
ここも最高で、この味を受け止める菊姫本仕込み純米13byの
凄さも痛感です。

110724blog4.JPG

【八寸】
マツタケ、枝豆、
一番早い秋が登場です!
この香りにひたるのは恐れ多いと思いながら満喫です。
この歯ごたえ・・・マツタケです。
夏と秋がコラボレーションしているにくい演出です。
それにその罠に見事にかかります。
塩が控えめに利いた枝豆を食べて、これも菊姫に合うのですが、
次は、梅じゅん菜です。
じゅん菜はそれだけで感動ですが、梅風味・味にすることで、
相乗効果です。
海老でもう一回じゅん菜と梅味を楽しんで、菊姫を呑みました。

110724blog5.JPG

【ごま豆腐】
この料理は絶対に食べたいし、出されるのですが、
どこででてくるかです。
その意図は勝手に私が「ああここか!」と
思うだけなのですが、
この料理は、食べるこちらも律する力があります。
そんな料理に出会うことができることに、
幸せを感じます。

110724blog6.JPG

110724blog60.JPG

【焼き物 マナガツオ、アマダイ】
マナガツオは西京漬けで、これはどういう漬け方かです。
良い悪いではなく意志です。
だから治作では今日はこの味で。として、
出してくれます。
今日はではなく、いつでも美味しいとうのが食べる方の感想です。

アマダイはカシラを出してくれます。
いつも格闘です。
アタマ、目の周り、ホオ骨と旨いところ密集で、
この魚は私に食べられるために生まれてきたかと錯覚。
その演出をしてくれています。

110724blog7.JPG

【加茂ナスの揚浸しとカモと石川小芋の治部煮】
カモはかなり好きです。だからまずはカモだけで味わいました。
その後は、合わせてほおばります。
この料理は炊き合わせです。
その後のほおばりで真価発揮です。

今日のこれまでの流れと違う味わいです。
ただ美味しいものを並べるのではなく、
献立という強い意志があることを垣間見ました。

110724blog8.JPG

【鮎ご飯】
鮎には、体が清くなるような美味しさがあります。
そして季節もあります。
鮎は単体で味わうのが素人料理では一般的です。
その方が高貴さを味わえるからです。

プロはそこに技を加えます。
ご飯に旨い魚が合わないはずはありません。
けれど相手は淡い鮎です。

食べました。
技でしょうか、鮎でしょうか、
迷いません。両方です。食べた瞬間
「旨い!」でした。

追伸
一緒に出てきている、漬物とお味噌汁もこれだけで、
百点満点です。

110724blog9.JPG

110724blog90.JPG

【水羊羹、くずきり】
夏だから、さっぱり。
水羊羹は冷たくとろけるよう。
くずきりは、冷たさを感じながら、さっぱりとと、
弾力がある食べた感と汁の冷たさを味わえました。


今回は予定を変えたのと、台風あとという条件の中、
全くそんなことは感じさせません。
そんなもてなしをしてもらえることが嬉しいです。

【いもたつLife】

日時: 2011年07月24日 18:06