月別記事

ブログ 今日のいもたつ

カノジョは嘘を愛しすぎてる 2013日 小泉徳宏

140225blogy.jpg

お互い好きなのに、状況、環境で引き離されてしまうという、
よくある恋愛ドラマですが、もう資本主義は成立たないことを、
こういうドラマでも嫌ってほど感じてしまいます。

主人公は曲つくりの天才クリエーターの秋。
ヒロインは、こちらも天才シンガーの原石の理子。
秋は現在大ブレーク中の人気バンドクリプレの元メンバーでしたが、
音楽業界に裏側を知って脱退、ただし、幼馴染がやっているクリプレに曲を提供しています。
ある時恋人のい人気歌手茉莉との関係が嫌になっている時に理子に出会います。
純粋な理子に恋します。理子も只者ではない秋に惹かれます。
けれど、茉莉はじめ、資本主義の権化のプロデューサー高樹や、秋に変わってクリプレのベースの天才ベーシストの心也の画策で理子と寄り添えないというお話です。

悪役(というほど悪役ではありませんが)の3人に道理(茉莉は微妙ですが)があって、どちらかというと、秋の方が我侭というところが味噌です。
その道理というのが、もう機能しなくなってきている資本主義という構図です。

まあ純粋に二人の純愛が成就するかももちろん気にかかりますが、
音楽業界を題材にして、これから価値観が変わっていくことを提示しているようです。

消費者が消費したいものを手に入れる、その方法として便利だということで発達した資本主義でしした。音楽を含め本来はそれ以上でもそれ以下でもなかったはずが、どうやって消費させるかという方向へあまりにも過剰になっています。
まあ経済が拡大するという大前提の上で日本経済は成立たせているから仕方がないのですが。
その価値観が崩れるのは間違いありません。
この映画の主人公二人の抵抗は(純愛と)そこに原因があります。





追伸
『丸干し芋“できたて2種”“熟成3種セット』販売開始しています。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
『丸干し芋“できたて2種”“熟成3種セット』の直接ページはこちら
丸干し芋5種セット2014

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: 2014年02月25日 07:39