月別記事

ブログ 今日のいもたつ

2015年08月

埃かぶり

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梅雨明けからの降水量が少ないので、
畑はすぐにカラカラになります。
土埃をかぶっているサツマイモの葉が目立ちます。

【芋日記】

日時:2015年08月21日 08:42

早稲の悩み

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常陸太田市でも稲穂がだいぶ実ってきました。
ひとめぼれの穂ですが、スズメに喰われています。

作付けのほとんどがコシヒカリなので、
いち早く穂を付ける早稲のひとめぼれは、スズメが集中してしまいます。

【芋日記】

日時:2015年08月20日 05:59

貸間あり 1959日 川島雄三

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川島喜劇の中でも、えげつなさは一番で、ファンには支持される映画でしょう。
川島映画が好きですから、もちろん楽しめた、二度目の鑑賞でした。

主人公の五郎(フランキー堺)は「幕末太陽傳」の佐平次と同じ心も体も病んだスーパーマンです。人情に厚く、有り余った才能があり努力もし、筋を通す男ですが、世の中を斜に見て、醒めています。そして器用貧乏だと自分を決めつけ、そして死を意識しています。

展開と構成も「幕末太陽傳」と似ていますが、味付けがかなり違うので、「幕末太陽傳」のような好評価ではありません。簡単に言えば、思いっきり下品なのです。
でもそれは川島ファンなら受け入れてしまい、そこがこの映画の良さとも受け取ってしまいます。

あり得ない程個性的な面々がアパートの住人で、
ひっきりなしに事件が起こり、終始ドタバタが続きます。
そして、そんな住人にやたらと頼られて慕われているのが五郎です。

唯一まともな存在が、五郎と相思相愛のユミ子(淡路千景)ですが、二人は素直でないのです。こう書くとありきたりのすれ違いのようですが、自分が嫌いな五郎は、ユミ子を愛してはいても、愛される資格はないと決めています。
だからユミ子からも世の中からも逃げ出そうとします。(ここも幕末太陽傳と重なります)

一般常識がない、モラルもない、ハチャメチャな住人達ですが、その中が五郎には居心地がよい場所で、彼は十分に社会貢献できる男でありながら、普通の人達の中では居心地が悪かったのかもしれません。

表面的には喜劇ですが、川島監督の厭世的な気分が底流にあるから、味わいもある映画になっています。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2015年08月19日 09:02

麦わら取り

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来年以降に土壌改良で使うライ麦の種を採りながら、
麦わらも集めています。
どちらも結構な量が必要なので、毎日少しずつ集めています。

【芋日記】

日時:2015年08月18日 08:42

土作りは難しい

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昨年休耕して土壌改良した畑ですが、
半分は良い土になっていましたが、
半分は失敗してしまい、芋の育ちが悪い結果です。
同じ畑全体に同じように土壌改良しても、効果が区々になってしまうことが、
少なからずあります。

【芋日記】

日時:2015年08月17日 08:51

気候が変わってきているのかもしれません

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約50年にわたり干し芋の主力品種だった玉豊(たまゆたか)が、
ここ数年作付けを減らしています。
気候が合わなくなってきているような感じだからです。
有機農園も、ほんの少ししか作付けしていません。

【芋日記】

日時:2015年08月16日 07:41

陸田の大豆

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毎年、転作で大豆を作っている陸田です。
もう何十年も稲は作っていません。

【芋日記】

日時:2015年08月15日 08:05

2年休耕畑

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一昨年の収穫から、2年間休ませている畑です。
昨年は緑肥としてソルゴ、今年は土壌改善でマリーゴールドを輪作しています。

【芋日記】

日時:2015年08月14日 08:51

神々のたそがれ 2013露 アレクセイ・ゲルマン

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地球より800年文明が遅れている惑星の話です。
かなりグロイ映像がモノクロで延々と3時間続きます。
映画は匂いがねくて良かったと感じるほど、
モノクロで良かったと思える程の、かなりの映像です。


最初は中世はこんな価値観と人を蔑む世界を表現していると思いながらみていましたが、
これは近未来の世界の姿のようにもみえてきます。

精神的に言及する台詞から、
行為そのものは、中世かもしれないが、その行為を生む思考やその原因は、
今の世界情勢に通じるものがあるからです。


それにしても対峙するのに大変な映画でした。
もう一度観る時は挑戦する気分で観賞します。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2015年08月13日 08:57

あん 2015 日/仏/独 河瀬直美

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社会からはみ出してしまった男の千太郎(永瀬正敏)が、
社会から存在を消されてしまった老女の徳江(樹木希林)から、
生きることを受け継ぐ映画です。

若い頃、酒の勢いで罪をつくった千太郎は、その弁償と、服役中に喪った母、母に何も与えることが出来なかった自己嫌悪から、ただオーナーの意向に添うだけの、どこにでもあるどら焼き屋の店長として、人形のような日常を繰り返していました。
そこに現れたのが徳江です。
徳江は餡作りの名人で、徳江の餡が評判になり、どら焼き屋は繁盛します。
けれどそれも束の間、徳江がハンセン病患者だったことから、世間からどら焼き屋は厭われてしまいます。
生き甲斐になったどら焼き屋から身を引く徳江です。

千太郎に生きる喜びを教えてくれた徳江を救うことも、またも大事な人を救うことが出来なかった千太郎です。

店の常連客だった中学生のワカナ(内田伽羅)の後押しがあり、徳江の施設を訪れると、徳江の元気な姿に励まされ、もう一度頑張る決心をする千太郎ですが、上手くいきません。
そこでもう一度ワカナと徳江を訪れますが、徳江は亡き人でした。
でも徳江の最後の言葉は千太郎に生きる意義を求めさせるに足るものでした・・・。


社会からはみ出た千太郎の悲しみを一番汲み取ったのが、社会に存在を許されない徳江でした。
この物語は、人の存在を問う映画です。
社会があり、他者があり、そこではじめて自分の存在が現れるのが人です。
けれど、その前に自らの生をどこまで自分が自分に問うか?
そこがあって初めて、人とのつながりの中の自己を見ることができる、
それを説いてくれた映画でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2015年08月12日 08:35
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