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ブログ 今日のいもたつ

米探訪記

米産地へ0909 登米地方

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関東平野とは違う広がりがある米産地です。
米沢盆地や会津盆地とも違った趣です。

ここに点在している湿地は、
ラムサール条約に登録されているものもあります。


今年も南から北へ米産地をまわり、
総じて感じたことは、稲作も高齢化で、
担い手の心配がもうすぐそこまで来ていることです。

特殊な農法ほど若い農家ですが、
大部分をしめる一般栽培の農家は明日廃業してもおかしくない
そんな雰囲気がありました。

湿地を守るのと同じく、
日本の稲作が良いかたちで続いてゆくことを願います。

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【米探訪記】

日時:2009年10月02日 07:42

米産地へ0909 たきたて

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宮城県お勧めの「低アミロース米」です。
粘りが強いお米です。

この稲には白いところがありますが、
スズメが食べた跡です。
スズメは隣のひとめぼれよりも
こちらの「たきたて」が好きなようです。

品種だけでなく、栽培もちゃんとみているようですね。
有機栽培の「たきたて」です。

「たきたて」ってなかなか良いネーミングです。

【米探訪記】

日時:2009年10月01日 07:11

米産地へ0909 黒米

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登熟=受粉してから実が実り、とれるまでが
普通のお米よりも速いことを知りました。
また、思っていた以上に背が高くないことも
知りました。

古代種なので、背が高いかと勝手に考えていました。
古代種だから、熟すのは速いのかと推測もしました。

ひとつの確認から、いろいろな思考が生まれる楽しさを感じます。
稲を見てまわり、ほんの少しの違いの裏側には、
たくさんの要素があることが少しずつわかってきたような
気がします。

【米探訪記】

日時:2009年09月30日 10:02

米産地へ0909 有機ササニシキ

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ササニシキが絶滅危惧種じゃないか位の昨今、
本場の宮城県でもその作付けがめずらしくなっています。
有機栽培となれば輪をかけて希少です。

ササニシキがひとめぼれに変わった理由は、
簡単に言えばつくりやすさです。
もうひとつは、等級検査です。
ふたつを同じようにつくった場合、
ササニシキは2等になる確率が、ひとめぼれをより高いという
品種特性があります。

お客様がササニシキを食べたいという希望があっても、
それが無視されます。
米の検査制度の弊害のひとつの現れですね。

【米探訪記】

日時:2009年09月29日 07:43

米産地へ0909 川西町の稲作

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ここに来て、稲作の話を聞くと、
何十年も有機栽培に手を尽くしていたことが、
話からにじみ出てきてわかります。
そして勉強になります。

化学肥料と農薬に頼らない稲作は大変ですが、
それ以上に、一般栽培している農家さんたちの意識を変えるのは、
相当の忍耐と、大丈夫と言う結果を出し続ける必要があります。

結果というのは、大変な労力に見合う
*おいしさであり
*収量であり
*それが続けられる証明であり
*出荷できる安心であり
*見合った価格 等々です
ここで話をしていると
有機で ほしいも をつくることを
大いに励まされます。

【米探訪記】

日時:2009年09月28日 07:11

米産地へ0909 雪みず田んぼ

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私が言うのはおこがましいのですが、
日本の大手ファミリーレストランの中にも、
骨がある企業があります。

お付き合いしている山形県川西町の生産組合が
生産している有機米を
積極的にメニューに取り組んでいる企業があります。

大手ファミレスと言えば、価格重視になってしまう中、
有機米をお客様にという精神に拍手です。

この企業もすばらしいですが、
その良さを訴える生産組合側にも拍手です。
ただその根底には、「雪みず田んぼ」のお米のよさがあるからでしょう。
その努力が大本ですね。

【米探訪記】

日時:2009年09月27日 16:41

米産地へ0909 会津有機米

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有機栽培のネックは除草と病害虫です。

除草は努力との戦いですが、
病害虫は手の施しようがありません。
でも工夫はできます。
そのひとつが「適期に植えることです」

ただこの「適期」の見極めが難しい。
毎年 何月何日ころと決まっているわけではないからです。
気候は毎年違いますから。

経験と勘がものを言うのですが、
手引きもあります。
「旧暦」です。旧暦は農業暦です。
旧暦は先人が作り上げた芸術品だと私は思っています。

【米探訪記】

日時:2009年09月25日 07:40

米産地へ0909 きゅうりの老木

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有機栽培のきゅうりです。
普通なら夏一杯で収穫を終えてしまうのですが、
少しすつですが、まだ実をつけるので、そのまま収穫しています。
(会津の有機農家のきゅうりです。お米もつくっています)

その味は、若いきゅうりは青甘いのですが、
このきゅうりはその青味が抜けた甘さでした。
これよりも年をとった老木きゅうりもありました。
初夏で収穫が終わるものです。

そちらはもっと甘くなっていましたが、
ほとんど収穫はできなさそうでした。

こういう年のとりかたをしたいものです。

【米探訪記】

日時:2009年09月24日 07:13

重要文化財のそばや

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京の都に近いことを感じます。

近江八幡は人口6万、大都市ではありません。
いつも田んぼに来ますから、田舎に来た感覚です。

ここは昔の豪農か大商人の家だったのでしょう。
広くて見事な造りの日本家屋です。
そして今はそばやさん。

言葉も京都を感じますが、街並みを散策すると、
京に近いことがわかります。
八幡山からみると都がすぐそこです。
地理的に近いだけでなく、文化も影響され影響したのでしょう。

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【米探訪記】

日時:2009年09月18日 07:10

米産地へ0909番外編

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近江八幡へは何度きているかわからないのですが、
八幡城址に初めてゆきました。
にぎわっている観光地なのでちょっと驚きですが、
物知らずということでしょう。

関白となった豊臣秀次公が開いただけあつて、
見事な眺めでした。

琵琶湖はもとより、近江平野が一望できます。
比叡山と安土城址も目の前です。

領主と農民・商人たちとが同じ路を目指す姿が想像できます。
戦国から平和になる最終過程を感じることができます。

【米探訪記】

日時:2009年09月17日 07:01
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