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ブログ 今日のいもたつ

いもたつLife

隠し砦の三悪人

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映画と同じくらい落語好きです。
ですから、”黄金餅”のシーンが観れて感涙です。


黒澤映画ですから、他にも、他の映画のルーツが満載です。
トップの娯楽映画です。


黒澤映画で本当に感心するのは、
舞台の作りこみです。

群集の規模から、俳優のメイクという細かいところまで、
あらゆることを検証(イメージ)できる人です。

持って生まれた天分だけでなく、
勤勉だったのでしょう。

凡人こそ、
凡人でもできる勤勉をしなければ。

【いもたつLife】

日時:2007年10月06日 12:05

荒野の決闘

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見所が多かった名作です。
西部劇というより、人間模様の映画という気がしました。

主人公の絶対さは王道ですからOKですし、
さりげないですが、物語をおもしろくする
二人の女優も良かったです。

(隠れ?)テーマはドクの生き様です。
葛藤もあるし、立ち止まりもあるし、
落ち込んでしまう人間らしさが描かれていました。

そのあたりにこの映画の不変性があるのでしょう。

【いもたつLife】

日時:2007年10月05日 11:47

用心棒

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主人公がいかに凄腕かの表現が秀逸です。
斬るシーンをみせない程それが伝わってきます。


映画ファンのご多分にもれず、
黒澤映画が大好きなのですが、
全体の雰囲気づくりがうまいです。

主人公と一体化してしまうリズムやスピード、
次への展開の仕方、
”あっと”いってしまいそうなシーン、
登場人物のその場面での詳細な表情。

細かいけれど、完成に向けて積み上げられている
そんな感じが、ぷんぷんします。


余談ですが、
「用心棒」という言葉が大好きです。
損得なしに、人のために。
そんな印象があります。
私だけでしょうか?


【いもたつLife】

日時:2007年10月04日 17:57

草原の輝き 1961米 エリア・カザン

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とても純粋な愛の物語ですが、
そのあたりを語るのは苦手ですので、
ちょっと違う観点から感想を。


目に見えるつかんだものだけを持って
幸せかどうかを計ることなんてできない。

失ったものから自分が得ているものがあることを
知ることができました。
ただ、それは多くの場合「つらさ」として残っていることが
多いために無意識に避けてしまっているのでしょう。

【いもたつLife】

日時:2007年10月03日 16:58

イヴの総て

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時と共に変わってゆく中をかいくぐった
いやらしさ、いじらしさ、哀れさの人間模様
が描かれていますが、
現代の人が観ると、普遍的なもの、
「人としての現代人の生き方はどうなの!」
と、問われているようです。

私だけかもしれませんが、
「“悪い”ことに麻痺していないか!」
と父親に叱られた感覚です。

【いもたつLife】

日時:2007年10月02日 18:21

レッド・ドラゴン

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性善説と性悪説について
人間の頭脳について
それと、心理と真理とは
そんなことが頭を駆け回りながら観ました。

映画としてのおもしろさもたくさん盛りこまれています。

人間は不可解です。
自分の中に何がかくれているのかも考えました。

昔を振り返り、何であんなことをやったのか?
自分が実際にやった行動なのに、
思い出して不思議な感覚になることがあります。

形は違うけれど、本質で繰り返していたりもします。
この映画と同じ怖さが自分の中にもある気がします。

【いもたつLife】

日時:2007年10月01日 19:06

トータル・リコール

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双六でサイコロふって、
駒が進むたびに、どんちゃんあるところ、
それも、ちょっとやりすぎな描写なところが
気になりますが、

今の記憶がほんとうの記憶なのか。
記憶がなくなる不安や恐怖。

未来は記憶が書き換えられる可能性がある設定ですが、
実は、現在でも過去でもあることなのかもしれません。

中世の魔女狩りや、現代の★★★も根底では同じ路線があるような気がします。

ただし、そんなことを映画で感じることができたり、
こういう表現ができることは、とても幸せです。

【いもたつLife】

日時:2007年09月29日 12:51

恋愛適齢期

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感情はエネルギーですから、
恋愛が大きな力になるし、生きる力も引き出します。

しかし、それにフタをしてしまうかのようにしていることがあります。
わかっているけどできない、日本人っぽさの自分がいます。
(そうでない方すみません)


映画の中での短い描写ですが、
”過去の旅”がキーとなっていました。
それが主人公の転機でした。

この映画で語りたい重要なことのように感じました。

【いもたつLife】

日時:2007年09月28日 10:09

レベッカ

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弱火でじっくり火を入れておいて
気を見て
一気に強火にして
熱々に仕上げる

ヒッチコック映画のコメントは
いつも同じになってしまいます。
「おもしろい」
そして、なんて演出がうまいのだろう

そしてもう一点、この映画では、
いかに観客にも参加させるか?
またまた勉強になりました。

【いもたつLife】

日時:2007年09月20日 16:00

男と女

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一度深い傷を負ったら、もう二度と幸せにはなれない。
けれど、幸せをつかめるかもしれない。
いや、つかめそうだ。

誰も悪くないけど、やりきれない
けれどそれは、自然な気持ちです。
どうすれば良いかわからないし、動けなくなる。

こんな恋愛は経験がありませんが、
恋愛でなければ、経験があります。

それは、この映画のような鮮やかさはないけれど。

過去の経験を引きずって、
やりきれない感情を持っている自分に、
気がつきます。
映画は代弁してくれます。


大変に個人的な趣味ですが、
ブリジット・バルドー、ジャンヌ・モローよりも
アヌーク・エーメの方が綺麗だなぁ~。

【いもたつLife】

日時:2007年09月19日 14:23