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ブログ 今日のいもたつ

芋日記

ほしいも準備

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芋掘りが終わると、ほしいも加工の準備にとりかかります。

なにせ、一年のうち、ほしいも作りは約2ヵ月半~3ヶ月、
長くても4ヶ月、短ければ1ヶ月半です。

準備は主に3種類。
1、その間に使うものを、しまいこんである所から出してきて、使えるようにする。
2、作業場を整理する。
3、干し場をつくる。

写真は、干し場をつくる第一歩です。
雨よけのビニールハウスの点検・整備です。

普段は、原料芋を作っていた畑が干し場になります。
干し場を作る第一歩です。

干し場作りm含めて、準備が以外に時間と手間がかかります。

【芋日記】

日時:2007年11月02日 17:29

芋運び

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芋を掘った後、その原料芋を、
干し芋にするまでに保管する保管場所に運ぶのが一苦労。
一年の中でも大変な作業です。

畑で、袋かコンテナに入れて、持ち出します。

さつま芋は寒さに弱いために、
各農家ごとに保温対策を工夫しています。

昔は、環境が良い保管場所がなく、
畑に穴を掘って埋めていました。
この作業は大変です。埋める時だけではなく、
原料芋を持ち出す作業も大変でした。

しかし、せっかく作った原料芋が、
干し芋にならずに腐ってしまうことは農家の死活問題ですから、
保管には(今でも)非常に気を遣います 。

今でも種芋を穴で保管する農家があります。

一昨年の大寒波では、建屋の種芋が腐って、穴の種芋が無事だった。
という例もありました。

常識の想定を超えてしまうと、人工は無力ですが、
自然は対応してくれるのでしょう。

【芋日記】

日時:2007年10月25日 08:57

原料芋も天日干し

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収穫から干し芋にするまでに、
長ければ5ヶ月寝かすことになります。
ですから、さつま芋を腐らせないで保管することは
重要なことです。

その方法は農家によってまちまちです。

よ~く日光に当てる(原料芋も天日干し)方法もひとつです。
これは昔からのやり方です。
しかし、手間がかかるので今では、少数派です。

ということは、もっと楽な方法があるということです。

手間を省くと、短所もでてきます。この方法の良さが消えます。
しかし、それを補うことも他の方法でできます。

結局、おいしい干し芋をつくる一番重要なのは、
“心の強さ・深さ”が大事です。

【芋日記】

日時:2007年10月16日 11:54

試し掘り

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探偵のように、
定植してからの天候を受けて、
今年の芋の出来を推測し農家と話をする。
夏に干し芋農家に行った時の日課です。

実際に掘ってみると・・・。

予想していた程には、大きくなっていませんでした。
今年の猛暑からの推理ははずれたようです。

形やつる離れは良く、品質は良さそうです。
こちらは、予想どおり。

ただし、常に希望的観測がありますので(私は)、
どうなるかはまだ。

いよいよシーズンインです。

【芋日記】

日時:2007年10月09日 07:57

芋つると草

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かなり大きな農業の課題に除草があります。

この畑は、かなり雑草が増えてしまいました。
理由は、除草していないからです。

全くしていない訳ではなく、7月中旬までは頑張っていました。
約一ヶ月で”草ぼうぼう”です。
暑い夏に負けてサボってしまいました。

除草剤を使えばこうはなりませんが、
トンボが来るかはわかりません。

【芋日記】

日時:2007年08月28日 09:34

ジュース?ケチャップ?

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農家経営でネックになることのひとつに、
農繁期と農閑期をどうするか?
という問題があります。

農家に限らず季節商売の要素が強い企業は、
同じではありますが。

干し芋農家は秋から冬が、農繁期です。
農閑期の作業のひとつとして、
加工用トマトの栽培があります。

7月下旬~8月にかけて収穫されます。
毎日、熟した順にトマトを摘みます。

この作業の大変な点は、夏の暑さの中の作業
ということです。
熟したトマトを順々に摘まなければならないので、
涼しい日(時間)だけを選んで作業する、ということができません。

摘まれたトマトは、K社の加工場に運ばれます。
最終的には、
トマトジュースになるのか?
ケチャップになるのか?
だれの口に入るのか?

この畑にカンバンがありました。
「誰かが食べるので、犬の糞は持ち帰ってください」

【芋日記】

日時:2007年07月28日 15:12

つるぼけ

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「いずみ」です。
これも、事務所前で実験兼鑑賞用の栽培です。

ウィスキーの樽を半分に切り、土を入れた中に
苗を二本植えました。

「いずみ」は、干し芋用のさつま芋の原料芋です。

開いている空間に向かって、つるが、
どこまでも伸びてゆきそうな勢いがあります。

つるばかり伸びて、収穫する地下茎(さつま芋)が
大きくならないことを”つるぼけ”と言いますが、
その傾向が見られます。

ただ、いずみ自身がどこまでそれをするか。
とても興味深く観察しています。

広大な畑と違う環境でどうなるか?
とても楽しみです。

【芋日記】

日時:2007年07月27日 17:30

違いがわかりますか?

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さつま芋とともに過ごすことが多いので、
自然に詳しくなります。

さつま芋の品種が違えば、つるも違います。

写真は2種類のさつま芋が植わっています。
手前の畝は「安納芋」です。
奥の畝は「人参芋」です。

どこが違うかわかりますか?

【芋日記】

日時:2007年07月20日 08:52

忠八さん

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一年の1/3ほどを茨城で過ごしています。
お蔭さまで、茨城弁と栃木弁の区別がつくことを
密かな自慢としています。

しかしながら、忠八さんの話はいまだに1/3がわかりません。
(根っからの地元言葉の達人ということです)

忠八さんの特徴は「いつもにこにこ」です。
たぶん「にこにこ」がなければ1/2くらいに、わかる率が下がるでしょう。
ちなみに、こと干し芋に関しては、ほぼ100%わかります。

コミュニケーションに一番大事なのは「にこにこ」(思いやり)ですね。
そして、共通言語・体験はスムーズになります。
同級生との何十年ぶりの再会もそうですね。

追伸
写真は忠八さんが草取りをしているところです。
「にこにこ」が確認できなくて、すみません。

タツマHPのギフトページには、忠八さんの「にこにこ」が確認
できます。ご興味がある方はご参照を。

【芋日記】

日時:2007年07月10日 12:07