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ブログ 今日のいもたつ

いもたつLife

陽のあたる場所

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自分を正当化してしまう人間の性が描かれていました。
「人は弱い」そこをスタートにしておかないと
いつのまにか、自分が自分でなくなります。

ささいなボタンの掛け違いが、大きなことを巻き起こすこと。

この物語ほどではないにしても、
日常ありがちな生活からでも起こりうる展開は、
怖さも感じました。

とても豊かな当時のアメリカでの、貧富の差や
宗教・考え方の問題、栽培についての見解・・・。
前面ではありませんが、それらも語られていました。

カメラワークも、長回しやアップを効果的に使っていますし、
微妙な表情もよく撮れています。
アメリカ映画全盛の凄さが実感できました。

【いもたつLife】

日時:2007年10月26日 11:20

東京ミッドタウン 急

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なんだかんだ言っても、
みて回るのが楽しいだけだけど、
ウロウロ飽きないでいる自分にびっくりです。
他のところでは、すぐに飽きてビール呑み始めてしまうのに。

アトラクションみたいに、
「楽しいだろ」と言われて(脅迫されて)
楽しいな ではない、楽しさ。
が気にいっています。

【いもたつLife】

日時:2007年10月22日 20:40

東京ミッドタウン 破

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意図は何かな?
郷愁って次に進むためにも必要なことかな?
何てことを、柄にもなく考えます。

子供の頃、さんざん欧米が素晴らしいと教育されてきて、
ちょっと前から、そこから自由になろうと気がついた。

(たぶん自分だけだけど)ここに、
その“におい”感じて好きなのかもしれません。

【いもたつLife】

日時:2007年10月21日 19:06

東京ミッドタウン 序

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だいぶ気に入っています。

“どこが”とか“なんで”と聞かれると答えられないのですが、
感覚とマッチするという感じです。

実験的なところも好きです。

常識とは、自分が持つ観念かな。
と確認できます。

【いもたつLife】

日時:2007年10月20日 18:00

喜びも悲しみも幾歳月

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「四苦八苦」して生きてゆくのが人間です。
一見なんのドラマもない日常ですが、
実は、様々なドラマがあり、直面します。

それは受け入れる事しかできない、
運命でもあるし、
自分が生きてきたから訪れた出来事でもあります。

極普通の人生かもしれませんが、
夫婦・生き方・家族の理想像かもしれません。

淡々と描かれた中に、
勇気を受け取りました。

映画としての出来のよさにも感心しました。
映像の綺麗さはもとより、風景の美しさと撮る視点、
主人公が年齢を重ねたことを自然に溶け込ませるメイク、
多くを語らず、映像で語る上手さ。
(それを表現する役者さん達に拍手)

当時(1957年)の映画レベルの高さにも感嘆です。

最後にひとつ。
日本は大急ぎで時代を走ってきました。
映画の中には、たった50年前ですが今とは違う世界が、
そのままにさりげなく映っています。
大事な映像です。

【いもたつLife】

日時:2007年10月13日 00:04

ジャンヌ・ダーク

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う~ん。
イングリッド・バーグマンのファンだから・・・、
というのが、ひとことめになります。

日本では、昭和25年に公開されて、
その年のNo.3の人気映画だったそうです。
イングリッド・バーグマンの魅力は流石です。

裁判シーンを観ていると、
ヨーロッパと日本の違いがよくわかります。
日本びいきと言われそうですが、
日本が培ってきた知恵は、”良くできているな”と
逆を見せられるとよ~くわかります。

ただし、最近のニュースは、
それらが継承されていないことを示しています。

ゴーイング・コンサーンも同じです。
それは、自分にとって切実な課題です。

【いもたつLife】

日時:2007年10月12日 11:01

隠し砦の三悪人

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映画と同じくらい落語好きです。
ですから、”黄金餅”のシーンが観れて感涙です。

黒澤映画ですから、他にも、他の映画のルーツが満載です。
トップの娯楽映画です。

黒澤映画で本当に感心するのは、
舞台の作りこみです。

群集の規模から、俳優のメイクという細かいところまで、
あらゆることを検証(イメージ)できる人です。

持って生まれた天分だけでなく、
勤勉だったのでしょう。

凡人こそ、
凡人でもできる勤勉をしなければ。

【いもたつLife】

日時:2007年10月06日 12:05

荒野の決闘

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見所が多かった名作です。
西部劇というより、人間模様の映画という気がしました。

主人公の絶対さは王道ですからOKですし、
さりげないですが、物語をおもしろくする
二人の女優も良かったです。

(隠れ?)テーマはドクの生き様です。
葛藤もあるし、立ち止まりもあるし、
落ち込んでしまう人間らしさが描かれていました。

そのあたりにこの映画の不変性があるのでしょう。

【いもたつLife】

日時:2007年10月05日 11:47

用心棒

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主人公がいかに凄腕かの表現が秀逸です。
斬るシーンをみせない程それが伝わってきます。

映画ファンのご多分にもれず、
黒澤映画が大好きなのですが、
全体の雰囲気づくりがうまいです。

主人公と一体化してしまうリズムやスピード、
次への展開の仕方、
”あっと”いってしまいそうなシーン、
登場人物のその場面での詳細な表情。

細かいけれど、完成に向けて積み上げられている
そんな感じが、ぷんぷんします。

余談ですが、
「用心棒」という言葉が大好きです。
損得なしに、人のために。
そんな印象があります。
私だけでしょうか?

【いもたつLife】

日時:2007年10月04日 17:57

草原の輝き 1961米 エリア・カザン

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とても純粋な愛の物語ですが、
そのあたりを語るのは苦手ですので、
ちょっと違う観点から感想を。

目に見えるつかんだものだけを持って
幸せかどうかを計ることなんてできない。

失ったものから自分が得ているものがあることを
知ることができました。
ただ、それは多くの場合「つらさ」として残っていることが
多いために無意識に避けてしまっているのでしょう。

【いもたつLife】

日時:2007年10月03日 16:58