どれだけ我慢して収穫しないかが大事
高品質の干し芋作りの第一歩が、
「良い原料芋だけを使う」です。
当たり前ですが、これが中々難しい。
畑で掘り起こした芋は、苦労してやっとできたという想いから、
どうしても少しでも多く収穫したくなるのが人情です。
それをぐっとこらえて、
本当に良い干し芋になるものだけを選んで選んで収穫する。
それだけ畑に置いていくか。
選別しての収穫作業から干し芋加工は始まっています。
【芋日記】
高品質の干し芋作りの第一歩が、
「良い原料芋だけを使う」です。
当たり前ですが、これが中々難しい。
畑で掘り起こした芋は、苦労してやっとできたという想いから、
どうしても少しでも多く収穫したくなるのが人情です。
それをぐっとこらえて、
本当に良い干し芋になるものだけを選んで選んで収穫する。
それだけ畑に置いていくか。
選別しての収穫作業から干し芋加工は始まっています。
【芋日記】
土壌改良に優れたたい肥「銀河星」と、
EM農法を取り入れた栽培を試しています。
安納芋と兼六人参芋で2年間試してみましたが、
成功とはいえない感じです。
一株でたくさんのサツマイモが成るのですが、
ひとつひとつが、干し芋に加工するには小さいのです。
品質は良いのですが、それが障害になっています。
来年はもう一工夫してみます。
【芋日記】
玉豊に追いつき追い越せが合言葉で毎年のように新しい品種が登場しています。
「ほしキラリ」も数年前に登場した品種です。
高品質の干し芋に仕上がるのですが、
収穫量が少ないために普及していません。
タツマの有機農園では、「ほしキラリ」の美味しさは魅力なので、
作付けを増やしています。
【芋日記】
もう何十年もほしいもの王者という感じの「玉豊種」ですが、
ここ数年は、畑に合わなくなっているのか、
気候が変わってきたためか、形状が良いものが出来辛くなってきています。
収穫量がよくて、甘みも強い、
ということからまだまだ玉豊は干し芋産地で中心になる品種ですが、
玉豊にとって変わるかもしれないという品種がいくつか出てきているのも事実です。
【芋日記】
より美味しい、より収穫量が良い、病害虫に強い、早く育つ、寒に強い等々
サツマイモも色々な目的で品種改良が進められます。
兼六人参芋と安納芋とかぼちゃ芋は、似ているサツマイモです。
この中で一番原種に近いのが兼六種です。
原種に近いほど、栽培が大変です。
大変というよりも、
現代の農業は品種改良された農産物に合った栽培をしていると言った方が合っています。
【芋日記】
たかおさんの干し場です。
ビニールハウスの間に蒔いた、
風除けの麦が芽を出していました。
稲藁も敷き詰めていて、干し場作りが進んでいます。
干し場が一番準備で手がかかるところです。
追伸
11/7は「立冬」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「立冬」の直接ページはこちら
立冬
【芋日記】
今年の収穫は10月中で終わる予定でしたが、
予想外に雨が多く、だいぶ遅れてしまいました。
ようやくこの畑が最後です。
霜が心配なので、堀り起したらすぐに収穫、
蔵に運びます。
【芋日記】
有機栽培をはじめた当初、収穫がどうしても上がらない畑がありました。
5年ほど掛けて土作りをしてきて今年、
ようやく収穫が上がるようになってきた畑です。
それ自体も嬉しいですが、この畑で色々を経験させてもらいました。
それも大きいです。
【芋日記】
EM農法を一昨年から取り入れています。
EMぼかし肥料を入れたり、EM活性液をサツマイモの葉に散布しています。
この畑は2年連続で、試験している畑です。
大きくなりにくい人参芋は丁度良い大きさまで育ちました。
紅はるかや玉乙女は、干し芋にならない位の大きさまで育ちました。
連作障害もみられないし、EM農法は有機栽培でも効果がありそうです。
来年度は他の畑でも積極的に導入します。
【芋日記】
人参芋の苗を供給しているお取引があります。
本来はかぼちゃ芋の苗が欲しいようでしたが、
タツマの人参芋(兼六種)がかぼちゃ芋に似ているということで、
引き合いがありました。
お取引先が、かぼちゃ芋の苗を送ってくれたので、
今年作付けしました。
人参芋よりも大きく育ち、その名の通りかぼちゃのようなサツマイモに育ちました。
タツマの有機農法に合っていたのかもしれません。
【芋日記】