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ブログ 今日のいもたつ

2012年02月

長泉産ほしいももうすぐ

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あと二日、うまくすれば一日で仕上がりそうです。
原料芋を見た時点で、製品率が悪そうだったのが、
蒸かした時点では、意外と大丈夫と判断しました。
仕上がり前の現段階では、
その中間位の製品率でしょう。

茨城産玉豊よりも3割位製品率が悪い印象です。

ただしかなり以前、25年くらい前でしょうか、
玉豊を静岡で育てたことがありますが、
その時よりも製品率は良いです。
品種特性は変わるものですが、
そのあたりを今回実感しました。

【芋日記】

日時:2012年02月09日 07:13

すだれを重ねます

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一昨日から昨日にかけて、
もしかしたら大荒れの天気になるかもと心配だったので、
仕上がり途中の簾(すだれ)を、
雨よけハウスの真ん中に集めました。

幸いにも長雨にはなりましたが、
強い風が吹くこともなくよかったです。

今日からまた乾き始めます。

【芋日記】

日時:2012年02月08日 07:15

ベニスに死す ニュープリント 1971伊/仏/ルキノ・ヴィスコンティ

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ニュープリント上映とのことで、
二度目の鑑賞です。

前回は図書館での鑑賞でしたから、
今回は音が良かったです。
ニュープリントのふれこみですが、
赤い靴の方が綺麗でした。

映画は言わずもがな。
老音楽家の苦悩は、人が生きる姿です。
美を問い求める姿も人の本能です。

生きていく、老いていく、
また病理に犯される様を、
流麗な音楽と、
絶世の美少年と、
もう戻れない老音楽家で描きます。

その真理を鑑賞者に委ねる映画です。

機会があれば自分を確認するためにも
また観たい映画です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年02月07日 07:20

順調に仕上がっています

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立春を過ぎましたが、まだ寒い冬が続いています。

長泉産玉豊の委託での干し芋加工がこの時期だったので、
安心して仕上げることができてよかったです。
当初は11月の加工にして欲しいとの依頼で、
天候のことを考えると、
とてもとても受けることができませんでした。

この時期ならば原料芋の状態も、干し芋にして甘くなるし、
仕上がりも順調に進みます。

【芋日記】

日時:2012年02月06日 06:18

晩春 1949日 小津安二郎

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2度目の鑑賞です。そして久しぶりの小津映画です。
1度目はあまり映画をみていなかった頃、
そして初めての小津映画でした。
改めての鑑賞は、表面に現れた描写以外の
昭和24年の日本発のメッセージも含まれているという印象です。

多分当時としては、裕福な家族が物語の舞台で、
そこでの父と娘の関係が主として、
人間愛がさりげなく語られます。
けれど、この立場にある日本も写しているように思えるのです。

それは風景であり、茶の湯であり、能であり、
五重の塔であり、コカコーラのカンバンであり諸々です。

また、小津映画をいくつか観てきて、
彼のユーモアがこの映画でもこんなにあふれているのは
1度目では気がつきませんでした。
他の小津映画も2度目の鑑賞をしてみたくなります。

安定した完璧な映像、必要最小限の台詞は
1度目の印象以上で、
それは原節子の演技でも感じます。

ラストの笠智衆の姿は、原節子の幸せとの
ギャップとして、娘を嫁がせる父親ならばだれも胸を打つ名シーンです。

追伸
昨日は「立春」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「立春」の直接ページはこちら
立春

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年02月05日 08:15

玉豊と玉乙女

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左が玉豊、右が玉乙女です。
一番奥はそれぞれの丸ほしいもです。

蒸かしてすぐに並べたものと、
仕上がり途中では色もツヤも違いがでます。
また、玉豊と玉乙女はかなり色に違いがあります。
(ほしいもに仕上がると違いが少なくなります)

干し芋農家では、この色を見て、
玉豊を「白」、玉乙女を「黄色」とか「赤」といいます。
ちなみに、いずみは「黄色」です。
だから3品種作っている家は玉乙女は赤になります。

もう一つ付け加えると、
人参は真っ赤なので「赤」です。
けれど、タツマの有機農園以外では、4品種作っているところはありません。
(タツマの有機農園では色で呼んでいません)

追伸
昨日2月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ

毎月お届けの「今月の干し芋」の直接ページはこちら
今月の干し芋

【芋日記】

日時:2012年02月04日 07:57

長泉産玉豊ほしいも

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委託加工されている長泉産の干し芋作りをしました。

前準備で洗ってビックリだったのは、
その大きさです。
片手では持てない位のビッグサイズが多いことです。

普段蒸かしているサイズよりも二まわりは大きいでしょうか。

蒸かしには細心の注意を払いました。
とにかく時間をかけなければ蒸けないだろう。
最初は強い蒸気で、
途中からかなり弱く、でも時間をかけて蒸かしました。
一番大きなサツマイモは約4時間かけました。

蒸け上がりは上々で、芯までしっかり蒸けていました。

【芋日記】

日時:2012年02月03日 07:11

東京出張

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昨日の午後4時のテレビ東京の番組で、
干し芋セットが紹介されました。
「玉豊平ほしいも」と「いずみ平干し芋」のセットです。

立ち会ってください。
との依頼でスタジオに行ってきました。

とても念入りに詳しく、丁寧に扱っていただいて、
とても嬉しかったです。

どれ位の反響があるかは、まだわかりませんが、
たくさん注文が来て欲しいです。

【芋日記】

日時:2012年02月02日 08:16

昔ながらの干し場

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20年ほど前は、露天の干し場が普通でしたが、
今では雨よけのビニールハウスの下に干し場を作るのが主流です。

露天だと、日が暮れると簾(すだれ)を重ねて覆いをかぶせるか、
しまわなければなりません。
翌朝、その簾をまた干し場に並べます。
この作業は重労働です。
特に、乾く前の簾は重いので大変です。

ハウスの下で仕上げても甘みは変わりませんから、
どうしてもハウスの干し場にしてしまいます。
(仕上がった時の干し芋のツヤは露天にかないません)

お付き合いしている農家の中で、頑なに露天干ししている家が
3軒あります。
この3軒はそろって、絶品の干し芋を作ります。

その理由は、露天だからというのもありますが、
露天で仕上げる気概があるからだと思っています。
どこまでも良い物を造るという気持ちの現れが露天干しなのでしょう。

【芋日記】

日時:2012年02月01日 07:14