芋日記
今年の玉乙女

玉豊に比べてどの畑でも品質が安定していたのが玉乙女です。
干し芋用の収穫後ももったいないようなサツマイモが残っています。
もう少し丸干し芋用に収穫し、種芋をとり、
食べるようにも拾えそうです。
当然こういう畑ばかりではありません。
同じように栽培していても違いがでます。
そこが農業の難しいいところです。
追伸
昨日は「立冬」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「立冬」の直接ページはこちら
立冬
【芋日記】
今年の玉豊

たくさんの品種の干し芋用のサツマイモを作っています。
当然畑により出来不出来がありますが、
一番差が激しいのが、(今年は)玉豊でした。
この畑の玉豊は比較的良い方なので、
干し芋用の玉豊を収穫した後は、
種芋にすることにしました。
なるべく優良な種の方が良い子孫ができるのではないかということで、
形が良く健康なものを種芋にします。
【芋日記】
原料芋の保管

サツマイモは寒さに弱いので、
寒くならない場所に保管しますが、
この時期は暖かくなりすぎないようにしておきます。
気温の下がり具合に合わせてサツマイモを保温します。
人が一枚ずつ着るものを増やすのと同じです。
昼間も夜も一定に近い保管場所もありますが、
この保管場所は、明け方の寒さに耐えるように、
昼間は温かくなる場所(ビニールハウス)です。
【芋日記】
干し場つくり

干し芋の準備で一番手間がかかるのが干し場作りです。
3ヶ月の長丁場で、毎日使う、干し芋仕上げの最終の重要な場所ですから、
念入りに作ります。
日当たり、風向き、雨対策、鳥対策、風対策、干し芋の出し入れ、
色々なことを考慮して作ります。
【芋日記】
芋選別も追い込み

掘り起こした芋は畑においておいて乾かします。
1週間はそのままにして、収穫したいのですが、
今年は、2週間ほど経ったものから3日ほどとマチマチです。
でも待ったなしの日程なので、とにかく追い込みで選別・収穫しています。
選別作業はとても大事で、干し芋に加工できるものだけを選びます。
ここでの踏ん切りがなかなか難しく、
一生懸命に育てたサツマイモですから、なるべく収穫したくなるのが人情です。
心を鬼にして、良いものだけを収穫するのが、
良い干し芋作りの秘訣です。
追伸
昨日、定期宅配干し芋を出荷しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
【芋日記】
芋掘り追い込み

幸い11月に入っても比較的暖かい日が続き、
霜が降りることはないので、
遅れた芋掘りでもサツマイモは大丈夫です。
とは言っても、もうどんどん掘って、乾かして、収穫しないと。
いつもの農作業と同じく、天気予報をみながら、
急いで芋堀りを進めています。
【芋日記】
最後のサツマイモの葉

親しいほしいも農家はほぼ芋堀り(収穫)は終わっています。
少なくても、掘り起こしは終わり、
サツマイモを畑からいつ運ぶかの段階です。
自社の有機農園は今年の芋堀りが遅れているので、
まだサツマイモのつると葉が残っているところがあります。
けれどそろそろ時間の問題で、
このバッタも身の振り方を考えてもらわないとなりません。
私たちと同じでのんびりしていると、
もうそこまで冬が来ているよと、教えてやりたいです。
【芋日記】
予想に反しているかもしれません

今年は梅雨明けが早かったのですが、暑くなってからも雨があったので、
サツマイモのつるも葉もとても良く伸びました。
収穫は期待していたのですが、
干し芋産地全体では、豊作にはなっていない感じです。
(個々の農家では事情は違いますが…)
この畑では、干し芋にするには小さいサツマイモがたくさんありました。
サツマイモの実が一株に多くつき過ぎたからです。
他の畑では実の数が少なくて、ひとつが大きくなりすぎているのも、
結構見かけます。
自然とは本当にわからないものだという事を痛感しています。
【芋日記】
農薬なしでも虫食いなし

有機栽培を続けていて、ほんの少しづつですがわかってきたことがあります。
有機栽培の悩みは、雑草、芋虫、病気です。
この畑は虫食いがほとんどありませんでした。
サツマイモの畝(うね)に麦を育てる麦間栽培だったのですが、
抑草目的でした。
草は抑えきれなく、そこそこ雑草がありました。
それが効果(=虫が少ないこと。)あったようです。
恥ずかしながら、草ボウボウの畑も虫食いが少なかったのです。
でもボウボウに比べると、
ある程度管理できている方がより虫が少なかったようです。
草はとりすぎてはダメ、ありすぎてもダメのようです。
【芋日記】
有機いずみ

いずみ種は、美味しさは折り紙付きですが、収穫量の少なさと、
サツマイモ自体が小さいことで作業性が劣る(手間がかかる)、歩留まりが低いこと、
それらの理由で生産量が少ない品種です。
有機栽培でもそれは同じですが、
こと品質という観点からは、有機栽培にとても合っているように感じています。
有機栽培に合っているのか、
現在のタツマの有機栽培のやり方に合っているのかはわかりませんが、
今年も、この試し掘りを見る限り美味しい“有機干し芋いずみ”を
お届けできそうです。
【芋日記】