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ブログ 今日のいもたつ

2013年06月

脱線!スパニッシュ・フライ ヘルベルト・フリッチュ 演出 【SPAC演劇】

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落語にでてくる登場人物が、暴れまくる喜劇です。
落語では場面をイメージしますから、自分の想像の範囲内です。
この演劇はそのイメージを立体化してくれます。
しかも、こちらの想像をはるかに超えて“ぶっ飛んで”くれます。
そのハチャメチャさに理屈なく楽しめます。

あり得ない けばけばしい衣装や髪型は、ハチャメチャを後押しし、
誇張した振舞いや仕草や顔つきは、まさに落語から飛び出してきた八五郎や熊五郎です。
粗忽な奴らばかりで、当然大ぼけもいるし、早とちりも、大真面目もいます。

あらすじは、
25年前に浮気をして子供が生まれたと言われ、
養育費を払い続けていた主人公の下に、その息子が現れます。
奥さんにだけは知られてはならないと、裏工作を始めます。
すると、養育費を払っていたのは自分だけではないことが発覚、
しかも息子だと思っていたのも勘違いとなり・・・。

自分がこうだと勝手に決め付けると、
周りを全てそのモノサシで見てしまうという人の愚かさを見せ付けられます。
この姿は誇張こそしていますが、本質は誰も同じでそれを笑い飛ばします。

登場人物が、自分で計る周りの景色は、その時々の内面の投影です。
主人公ならば、奥さんへの負い目、バレル不安、息子を追い出す時のあせる気持ち、
一蓮托生だったことがわかった時の妙な安堵感、
次から次へと内面のドキドキ感が爆発される舞台上です。

終わってみれば結局なんだったんだ。
走りまわったのは何のためだったんだ。
お前の人生の一大事なんてそんなものという痛烈なメッセージです。

そして、謎のままになるスパニッシュ・フライ(浮気相手)とその息子と養育費、
それらの謎も愚かさの代償だったことを教えてくれます。

【いもたつLife】

日時:2013年06月20日 06:15

今年もあやしいメロン

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メロン農家は“つる”のことを“木”と呼びます。
木が太くて伸びていて、葉も大きく育って、
一見順調そうですが、実の付があまりよくない状態です。

メロンは昨年不作でしたが、今年もその傾向が見られます。
ここから挽回して欲しいのですが。

【芋日記】

日時:2013年06月19日 06:59

草取りスタート

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今のところ一番草が出ている畑でもこんなものです。
ただし、ここら辺で草取りしないと、手に負えなくなります。
そして全部の畑で一斉に草が出ますから、
ひとつの畑に掛かりきりにはなれません。

このくらいの草のうちに、
草取りして、すぐ次の畑に回る。
どこまでそれができるか、です。

【芋日記】

日時:2013年06月18日 07:24

畝(うね)上げ

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たかおさんが畝上げをしていました。
苗を植えて、根付いた畑は、
畝の間の除草を兼ねて、土をかき混ぜながら、
その土を畝に被せます。
畝の草を埋めるのと、畝を大きくするためです。

【芋日記】

日時:2013年06月17日 07:35

FOMA2013

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国際食品工業展、ここ数年毎年来ています。
検査機器を中心に見て回りました。
印字ミス、ピンホールの検査等、品質管理をより問われる中で、
それらの機器には少なからずの人だかりです。
検査機器に限らず、
野菜を自動洗浄、自動カット、
チャーハンや焼きそばの自動調理等、
今までよりも機械が作業する分野が広がってきていることも感じました。

【いもたつLife】

日時:2013年06月16日 08:04

苗植え終わりました

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予定通り6月中旬で定植が終了です。
終わったばかりですが、
すべてが有機栽培の畑ですから、
最初に植えた畑や、
草が出やすい畑は、すでに草取り待ちの状態です。

ここから収穫まで、今シーズンの草取りです。

【芋日記】

日時:2013年06月15日 07:32

ほんの少し植えるだけ

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女手ひとつで頑張っていた農家ですが、
今年は、庭先の一角で干し芋用のサツマイモ作り、
干し芋作りです。
美味しい干し芋を作る農家でしたので、残念です。

【芋日記】

日時:2013年06月14日 07:38

苗切りもあと少しです

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頼まれた苗も出荷が終わり、
残りの畑に植える分の苗を切るだけです。

品種によってそろそろ終わり(もうあまり伸びない)の苗もありますが、
まだまだ元気な苗を切っていきます。

【芋日記】

日時:2013年06月13日 07:42

フラガール 2006日 李相日

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人間は、いついてしまうと積極的に抜けられないものです。
喰えなくなるという、足元に火がつくまでは、どっぷりとつかってます。
足元に火がついて、もうだめだろうなと解っていても、
“山(炭鉱)の人間はこういうもんだ”
“三代前からここで一生働くのがあたりまえ”
等という頭の理屈で、ダメを迎えることを正当化しますが、
自分の知らない場所に行くのが怖いだけで、
これ俺もやってるな。という教訓映画でした。

明治時代に国策として石炭の増産のために各地で炭鉱町ができた頃、
フラガールの曽祖父母にあたる人達が炭鉱に集まってきたのでしょう。
炭鉱町の周辺の農家が田んぼよりも儲かることを当て込んでです。
多分その時も今回と同じように、
田んぼをやっていた方が良いというのが多数派で、
一部の人が先行利益を得たと思います。

そして田んぼよりも炭鉱の方が良いと皆が気付き、
こぞって炭鉱町が栄えました。
その賞味期限が切れただけなのに、
田んぼが炭鉱になっただけなのに、
頭と行動を制約させてしまうのが人間です。

だから、あの人はなんであんな必要がないことをやっているのだろう。
ということは大事で、
一見必要がないことは必要がなく終わればそれでよくて、
自分がどっぷりと浸かっているところから半歩くらいは足をだしておきたい所です。
それがなかなか出来ないのですが。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2013年06月12日 07:47

ポリシネルでござる 【SPAC演劇】

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演出・出演 エステル・シャルリエ、ロシュアルド・コルネ
製作 ラ・パンデュ

フランスの人形劇団ラ・パンデュの人形劇で、
主役はポリシネルというどちらかというとアンチヒーローで、
彼はイタリアで生まれたといわれています。

人形劇ですから子供達も多く観劇していましたが、
子供達が憧れるヒーローではありません。
ハチャメチャで意地悪、暴力ありの内容ですが、
動きがコミカルかつ大胆、観客に対してあっと驚くいたずらもあり、
笑いが絶えない一時間でした。

二人での劇で、一人は幕の中で人形を操り、
もう一人は時には人形とのやりとり、時には人形を遣う役割です。
二人が人形を遣う時間は圧巻で、
スピーディあり激しい動きあり、こちらが追えないとみるやスローモーションありです。

観客を引き込み参加するように誘導するところも上手く、
乗せられます。

劇の内容は結構辛辣、
ポリシネルの、行き過ぎたいたずらでは済ませれない行為は罰せられることなく、
しかもそれを継承するミニポリシネルの誕生で幕になります。
フィクションで片付けられない、妙に的を得ていて
苦笑いで終わります。

【いもたつLife】

日時:2013年06月11日 07:44