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ブログ 今日のいもたつ

有機農園の花手毬

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スタッフが有機農園前にたくさんの種類の草花を育ててくれます。
毎年の定番の花の一つが「花手毬」です。
秋が深まる11月まで続く花です。

いつもは“真っ赤”な花1種類だけなのですが、
今年は4種類です。
いつもの真っ赤以外に、
濃いピンクと淡いピンク、そして白です。

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赤、濃いピンク、淡いピンクは地面を這うように生長しますが、
白は、上に伸びる性格です。

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【芋日記】

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ヒバリの巣

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有機ほしいものサツマイモ畑に時々ヒバリが巣を作ります。
畑にサツマイモだけがある。
というのが一般栽培で、
これはサツマイモの収穫にはとても効率的です。
けれど極端な環境ですから不自然で、
それを保つためには、農薬や化学肥料が必要になります。
(逆に言えば、農薬や化学肥料を使うとそうなる)

有機栽培は多様な環境を作ることが必須なので、
畑にサツマイモだけにはしていません。

ヒバリが巣を作る=隠れる場所があるので、
巣を作ります。
鳥も賢いですから、農作業していても気がつかないような
隠れた場所に作ります。

【芋日記】

日時: |

プロの技と道具

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メロン栽培の必需品に、1間くらいの棒があります。
棒の先は丸くなり、布が巻いてあります。
これでビニールハウスの開け閉めをします。

ビニールに引っかかるように、
穴を開けないように、
丁度良い塩梅で丸くて、布巻きです。

それを扱う様がまた鮮やかさです。
毎日の年季の賜物です。

【芋日記】

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おとし穴 1962日 勅使河原宏

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炭鉱夫の貧しい親子が主人公です。
子供は何も言わず、事が起こるのをジッとみるだけです。

殺人事件が数回起こりますが、
動機は匂わせるだけで、はっきりしません。

強姦もおこります。

最後まで何も言わない子供は、
万引きをします。
カエルを引き裂きます。

生きる糧を求めるものに、
どこまでも非情な生活です。
全体のパイが小さいから奪い合い、
陥れる構図が描かれます。
静かな静かな映画ですが、
サイレンを鳴らしているかのようでした。

モノクロの映像に時に光りが入ります。
決して幸せになれない親子に対して、
微かな希望でしょうか。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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ほしいもの試食

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ほしいものお取引先の「しずてつストア」で
干し芋の試食販売を今月2店舗でやらせてもらいました。
(セノバ店・草薙店)

シーズンオフだったのですが、
なかなかの盛況ぶりでした。
2店舗ともに準備してあった試食用は早々になくなってしまい、
急遽、商品を空けて試食してもらいました。

秋になったら、また再開しようと思っています。

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【いもたつLife】

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駅前旅館 1958日 豊田四郎

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高度経済成長で変わっていく、
上野駅前のある旅館を題材とした風刺映画です。
駅前シリーズは、これ以外に一本観ていますが、
この作品以降は、純粋なコメディになっているようです。

こちらもコメディですが、かなり意図的に、変わりゆく時代と、
その中の人間関係の変わりようを描きます。

工業製品が大量生産され、大量消費されていくのと同じく、
旅行も大量生産、大量消費、規格化されます。
それが豊かさの象徴でもあったのですが、
既に警鐘もありました。

物語は古い価値観で価値がある番頭の視点です。
規格化された大勢の中では、旅館の経営者にとって、
かえって邪魔な存在になってしまいます。
それは企業にとって魅力を失うことは
傍からはわかりますが、誰もが盲目になります。
ここはとても怖く身に染みなくてはと強く感じます。

映画の主旨かはわかりませんが、
主要人物たちの価値観をかえる描写もあります。
教訓です。

これ以外も古き良きものは良い。
ではなく、移り変わりが見せかけのものという
メッセージが響きます。

この時代の邦画でよく感じるエネルギッシュも
この映画に流れます。

現代にはない感覚です。
現代では少し茶化される程です。
でも私自身は、それを欲しているかと思うのです。

未来が明るいと能天気に過ごすことができない今こそ、
あの活力を体が欲している、
だからあの時代の邦画が好きなのかもしれません。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時: |

ミツバチとタカミメロン

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メロンの雄花と雌花の交配はミツバチに任せます。
タカミメロンは自然に風で交配することはないので、
ミツバチ(か他の虫)か、自分の手で交配させないとなりません。

ミツバチも穏やかな暖かい日は活発ですが、
雨はもちろん、気温が高くても風が強いと働きません。

農作業での人の動きと同じです。
どうも農作業でないと、
何が何でも予定は予定で動いているので、
ミツバチの動きに妙に温かみを感じます。

【芋日記】

日時: |

天候のこと

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ここにきて気温が低い日はもうないようですが、
ほしいも産地では
雨で寒い日、風で寒い日、風で大荒れの日と穏やかな日が交互でした。
「今年は~~でいつもとは違う」なんてことを
有機農園のスタッフとは話をするのですが、
毎年、その季節ごとに「~~」が違うだけで、不順の天候への不満は同じです。

いつもいつも、その時のこちらの農作業の都合に、
天気が合って欲しいと思っているからですね。

【芋日記】

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ショーシャンクの空に 1994米 フランク・ダラボン

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2度目の鑑賞です。
一度目は、展開への関心が高く2人の主人公
ヒーローと語り手の細かい心理には気がついていなかったことを痛感しました。

“希望”という今こそ身につけたいことと、
“希望”を持てる条件を、感動を通して語っています。

一度目の鑑賞では
ありえない脱獄を成功させたヒーローは、
それを用意周到に準備したととらえましたが、
それは彼の思いのひとつと知りました。
そこだけでも、十分に“希望を持つ条件”として、
* 希望は持つものではなく、持つに値する裏づけがあって初めて湧き出るもの
補足すると、持てる者に与えられるものであること
それを語る素晴らしい映画になります。
そこに、感動と戒めがあります。

けれど2回目の鑑賞では、それはエピソードのひとつであることがわかります。

ヒーローは、脱獄を行使することを目的としていたわけではありません。
希望をつなぐための手段として選んだのです。

だから前半の彼の行動があります。
“ショーシャンク刑務所を変える”それに尽くす彼の姿です。
彼は冤罪です。
けれど妻を死に追いやった自覚を(敢えてかもしれませんが)持ち、
その償いをショーシャンクで行っていました。

だから、脱獄のための影の努力は、
転ばぬ先の杖だったのです。
語り手を置くことで、そこを注目できたことで、わかりました。

ただ彼はヒーロー過ぎます。
だから語り手がもうひとりの主人公です。
ヒーローは、ショーシャンクを変えることで、
仲間に希望を与えます。
けれど、50年の服役で廃人となり社会復帰できない者、
彼と一体となって資格を得ることができた囚人が惨殺、
物語の半ばを過ぎても彼の想いは遂げられません。

最後に語り手が、凡人の代表として彼の想いを遂げます。
ここに現実感が起こります。

そして彼の、仲間との語りから、
“希望”は、死を覚悟してまでも、
得る価値があることというメッセージも受け取ることができました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

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自然農のお茶で手もみ茶作り

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今回の自然農の作業では、草取りの手伝いと、
町田さんから“手もみ茶作り”を教えてもらいました。

草取り前に摘んでおいたお茶の葉(これも自然農のお茶です)を、
草取りの間さぼしておいてしんなりさせておきました。

それを、ひたすら手でもみます。
お茶のエキスを搾り出す感じです。
緑茶ではなく、醗酵茶にします。

この後は各自 自由です。
袋に入れておいておけば醗酵が進みます。
天日干しすれば醗酵がとまります。

ただし、狙いをつけてもその通りになるかの按配がわかりません。
どうなるでしょうか。
でも、
一芯二葉で摘んでおいた葉だけですから
贅沢で美味しいお茶ができることは間違いなしです。

【新農耕民族の挑戦】

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